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目を開けると白い天井に嗅いだことの無い匂いが漂っていた。
｢おや、気づいたかのぉ？｣
『貴方は…』
｢言わなくても知ってるかの？｣
『…はい。ダンブルドア先生。』
そこには何度も見たダンブルドアが居た。
｢起きていきなりの質問失礼するのだが…君はこの世界を知る者なのかの？｣
『その通りです。信じて貰えないかもしれませんが』
｢予言があったんじゃ。“あの男の子が入学する時、すべてを知る物が異世界から来るだろう…そしてこの世界の鍵となる。”とな。｣
そう言って私に手紙を渡した。
『これは…！』
｢君が怪しい人ではないと踏んだ結果じゃ。嫌じゃったら…ポイしても良かろう。｣
と言って笑う校長に頭を下げる。
『ありがとうございます！ただ、私魔法が使えるかも分かりません。この世界を…』
｢そう焦るでない。それにAは偉大な魔法を持っていることは確かじゃ。グリフィンドールの末裔だからのぉ｣
『末裔…？私が？そういえば今何年ですか！？家は！？』
｢今年ハリーポッターが入学する。君の家系は純血じゃ。今はここまでしか言えないのを許してもらいたい｣
『今年入学…。じゃあ、隠されてるんですね。“石”が。』
そう言うとダンブルドアは顔を顰める。
｢その事は先生方だけの内緒じゃ。誰にも言うでないぞ。｣
私は頷く。
｢さて、君には部屋を与えねばならないのぉ。一人部屋なんてどうじゃ？｣
『それは最高ですね！』
と返すと校長は笑う。
｢君は状況を飲み込むのが早いようじゃな。｣
『流石にここで喚いても変わらないと思いましたからね。』
｢頼もしいのぉ｣
そう言って校長に案内され扉の前に着く。
｢気に入るかの｣
そう言って扉を開ければなんとも可愛らしい部屋が出てくるではないか。
白を基調にした部屋だ。
カーテン付きのベッドはフカフカで白い毛皮のカーペットに白いドレッサー、ガラスのテーブルが置いてあり 如何にも“お姫様の部屋”だった。
『こんなにいい部屋を！？』
｢あぁ、君にはこれから沢山の試練が待っているはずじゃ。これは儂からのお礼じゃ。好きに使うが良い｣
そう言って部屋を出ていった。
私はこれから起きる事を細かくて思い出した。
罪のない人間を殺してはいけない。
私はこの世界を変えることが出来る人間。
もしかしたら私が狙われる可能性がある。
他の人を救えるなら私はこの身を犠牲にしても構わない。
私はこの世界を救う。
そう決心し眠りについた。
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作者名：YukuMaru | 作成日時：2021年4月5日 14時
