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そして次の授業はあの人の授業。
“魔法薬学” だ。
皆の噂が耳に入る。
スリザリンを贔屓している、と。
そうして授業が始まる。
バン！と扉を開け勢いよく入ってくるスネイプ。
教卓に着くとつらつらと言葉を並べる。
｢このクラスでは杖を振ったり回すような馬鹿げた事はやらん。そこでらこれでも魔法かと思う諸君は多いかもしれん。フツフツと沸く大釜、ユラユラと立ち上る湯気、人の血管の中をはい巡る液体の繊細な力、心を惑わせら感覚を狂わせる魔力……諸君かまこの見事さを真に理解するとは期待しておらん｣
大演説の後はクラスが一層シーンとした。
スネイプが突然｢ポッター！｣と呼ぶ。
｢アスフォルデの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか？｣
あぁ、、、ハリーいびりが始まった。
私はどうしようかと思いとりあえず話を聞く。
｢分かりません。｣
と答えるハリー。
｢有名なだけではどうにもならんらしい｣
｢ポッターらもう一つ聞こう。ベゾアール石を見つけてこいと言われたら、どこを探す｣
ハーマイオニーは手を挙げるが無視をするスネイプ。
｢分かりません。｣
とハリー。
｢モンクスフードとウルフスベーンとの違いは？｣
｢分かりません。｣
｢Msホワイト、答えろ。｣
急に当てられる私は立ち上がり
『アスフォルデとニガヨモギを合わせると眠り薬となります。あまりにも強力な為“生ける屍の水薬”と言われています。ベゾアール石は山羊の胃から取り出す石で、たいていの薬に対する解毒剤となります。モンクスフードとウルフスベーンは同じ植物で、別名をアコナイトとも呼びます。トリカブトのことです。』
答えた後に付け足す。
『それと、先生。ハリーは先生の言葉をノートに書き写していたみたいですが？』
と答えて座る。
｢…諸君ら何故今のを全部ノートに書きとらんのだ？｣
一斉に羽根ペンと羊皮紙を取り出す音がした。
その後も魔法薬学の授業中はグリフィンドールの点数が減点されていく。
スネイプは2人1組にさせておできを治す簡単な薬を調合させた。
私は自主的にネビルと一緒にやる。
そう、ネビルが山嵐の針を入れるからだ。
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作者名：YukuMaru | 作成日時：2021年4月5日 14時
