アズラーイールと星空 ページ19
3000hitありがとうございますー!
ぽっぽちゃんを書きたいけれどハロウィン書きたくてレクイエムも書きたくてちょっとずつ進めてるせいで迷走してます、のでまた遅くなるかと思いますがよろしくお願いします。
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「…て、」
『……ぅ、…ん?』
「ほら、起きて。」
ぱちり、と目を覚ますと。そこは和風建築の……これは……城?
「私のお気に入りの場所なんだ。」
『……その前にここは何処ですかね?』
「…内緒、じゃだめかい?」
悪戯に成功したかのような顔で、ジョゼフは笑った。
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「しかし…本当にすまなかったね。」
『…?何の話ですか?』
「…ほら、私のせいで君は今星を満足に見れないんだろう?」
『……まぁ、貴方が責任持って星空の下へ連れてきてくれているので……別にいいですよ。』
そう言えば、ジョゼフは照れたように微笑んだ。
…少し照れくさくて、直ぐに顔を逸らしてしまったが。
『今回は…落し物していないんですね。』
「君に言われたからね。」
その会話の後は、2人とも喋らずに、ただぼぉっと空を見ていた。
「…不味いな。雨が降るぞ。」
その沈黙を破ったのはジョゼフの一言だった。
ジョゼフ険しい顔で空を仰ぎ見る。
『…雲ひとつないけれど?』
「…信用ならないか?」
『まさか。』
浅い付き合いだが彼がそんな冗談を言う人でない事はよく知っている。
「…少し急ごう。飛ぶぞ!」
ぐわんぐわんと揺れる感覚。
見てはいけないものを見てしまっている感覚。
気がつけば家の近くに立っていた。
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窓の方へ近づけてもらい、部屋に入る。
『それじゃあ、また。』
「…。」
『…?どうし…っ!』
返事がないジョゼフが気になって窓の方へ寄っていく、と。
腕を捕まれジョゼフの方に引き寄せられたと思えば、額に柔らかい感触。
『な…な、…な…っ』
「…それじゃあまた、今度は雨が降らない日に。」
涼し気な言葉とは裏腹に、彼の顔は真っ赤で。私の顔もきっと真っ赤なんだろうけれど…。
それが不思議と嫌ではないのが、気がかりだった。
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「危ない、危ない…。」
思っていたより自分の欲というのは制御出来ないもので…ついやってしまった。
…彼女に嫌われてはいないだろうか?
…まぁ、嫌われていてもやる事は変わらないが、な。
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異種族同士の出会い。
それが何を起こすのか。
何を意味するのか。
その結末に至るには、まだ足りない
ラッキーアイテム
地図
(会えたら)ラッキー衣装
「仮面紳士」
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結城@ハスター教信者(プロフ) - 初コメ?失礼します!監視者の話泣ける・・・うぉぉこれから監視者の事どう見ればいいんだ!!こんな悲しい監視者の日記見ると監視者を植えれない泣き監視者・・・今まですまんかった!いつも面白く見てます!コメント失礼しました。 (2020年5月19日 17時) (レス) id: f70674c364 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - とても好きです尊みがしゅごい…これからも楽しみに待っています! (2019年10月3日 0時) (レス) id: 23ad3e01ef (このIDを非表示/違反報告)
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