オリジナル無常とおつかいに行く話4 ページ16
そういえば2000hit言ったらしいですね。ありがとうございます
この場面書くためだけにおつかいは始まった…
もしかしたら後日談(という名の番外編)書くかもしれないです
＿____________
ぼーっとして時間を潰して待っている時だった。
「ねぇ、お嬢ちゃん。今から俺たちと一緒に遊ばない？」
白と黒の服を着た男達が私の前で誰かに話しかけていた。
…びっくりした。白と黒だから2人が戻ってきたのかと…
「ねぇ、あんただよ。」
そう言って白い方は私の肩を押してきた。
『……なんですか』
「だーかーら、俺たちと"イイコト"しようぜ？」
『…ごめんなさい。先約あるんで』
彼らには申し訳ないが、ここで絡まれてるままにしとく訳にはいかないので自然な動作で席を立つ。
「待てよ。」
そのまま立ち去ろうとすれば黒い方が腕を掴んできて話そうとしなかった。
『…、』
面倒くさい。別に私は"普通"ではないから今ここでコイツらの手を捻って無理やり脱出する事も可能だ。
…ただ、それをするとまたあの部屋から出られなくなるかもしれない。
…どうすればいいだろうか。
「ほら、はやく…ッう！？」
私の腕を掴んでいる男が私を連れていこうと引っ張り、仕方ないから路地裏で事を済ませようかと動き出した時だった。
がしり、と私の腕を掴んでいる男の腕を掴んでいる范無救。
「大丈夫ですか？」
気がつけば私は謝必安の後ろに隠されていた。
「…ごめんなさい。私たちの分の飲み物を買ってきてくださいますか？」
『…わかった。』
そう言って謝必安が渡してきたのはあの薄い板でなく、ちゃんと現金だった。
ぎゅっ、と小銭を握りしめて走り出した。
________
「「…さて、」」
白の青年は紫の目を輝かせて不敵に笑った。
黒の青年は鈍く光る黄色の目を細めて笑った。
「……誰の許可を得て、彼女に触っているんですか？」
「…………生きて帰れると思うなよ」
_________
『…あの二人組は？』
「さて…どこかに逃げ帰ったんじゃないですか？」
「今はとりあえず帰るぞ。もうこんな時間だ。」
『…せっかく買ってきたのに…』
「あ、じゃあ私この…白いやつで」
「…じゃあ俺は…黒いやつで。」
『…ん。』
冷えて冷たい缶を2人に渡す。
冷たッ！？だなんて騒いでいる范無救を横目にでぱーとを出る。
いつの間にそんな時間がたったのか、橙の夕日が輝いていた。
オリジナル無常とおつかいに行く話 番外編&後日談→←オリジナル無常とおつかいに行く話3
ラッキーアイテム
地図
(会えたら)ラッキー衣装
「仮面紳士」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結城@ハスター教信者(プロフ) - 初コメ？失礼します！監視者の話泣ける・・・うぉぉこれから監視者の事どう見ればいいんだ！！こんな悲しい監視者の日記見ると監視者を植えれない泣き監視者・・・今まですまんかった！いつも面白く見てます！コメント失礼しました。 (2020年5月19日 17時) (
レス) id: f70674c364 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - とても好きです尊みがしゅごい…これからも楽しみに待っています！ (2019年10月3日 0時) (レス) id: 23ad3e01ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
