私の姉はお医者さんPart72 (ページ49)

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保健室ページ49

由紀side

問答無用で連れてこられた保健室。
走ったせいか、クラスのせいか、分からないけど、
胸も心も呼吸も苦しかったからちょうど良かったとも言える。

由｢ﾊｧ・・・ﾊｧ、ﾊｧ・・・｣

保｢なんで走っちゃったのかな？
・・・呼吸、聴くから深呼吸しててね。｣

由｢っ､､､す・・・ﾊｧ、ﾊｧみま・・・せ､､､(汗)｣

保｢謝って欲しい訳じゃない。
けどこうなったら辛いのは由紀ちゃんだから。楽しい？｣

由｢ﾊｧﾊｧ・・・ﾊｧ､､､っ・・・ﾊｧ､､､(ううん)｣

保｢うーん・・・｣

由｢ﾋﾞｸｯ)やぁぁぁっ・・・っ､､､ﾊｧﾊｧ､､､ﾊｧ､､､(汗)｣

保｢嫌ったってやらなきゃ何にも出来ないから。
・・・・・・・・・・・・・・・軽い発作だね。｣

勝手に制服を持ち上げられて背中に聴診器を当てられた。
ビクっとして声をあげたら冷淡に注意をされた。
本当に保健室の先生って怖い､､､

保｢エアゾールは？｣

由｢っ､､､ﾊｧﾊｧ・・・ﾊｧ､､､ﾊｧ・・・｣

保｢聞こえてるよね？エアゾールは？｣

由｢ﾊｧ、ﾊｧ・・・っ､､､ﾊｧ・・・っ・・・(汗)｣

保｢どこにあるの？無いって事ないよね？｣

由｢ﾊｧ､､､ﾊｧｯ・・・・・・・っ､､､ﾊｧ・・・(汗)｣

保｢持ってるなら出して。吸入しないと。
嫌がってこのまま放置したら悪化するよ。｣

由｢っっ､､､ﾊｧ・・・ﾊｧｯ､､､ﾊｧ・・・っ､､､っ・・・｣

保健室の先生が怖いのと、発作が嫌で苦しいのと、
これを報告されるかもって恐怖と・・・
なんでこうなったかって聞かれそうな恐怖と・・・
全てが相まってスカートのポッケを指すのが精一杯だった。

保｢ここ？ここにあるんだね？｣

由｢ﾊｧｯ・・・っ､､､(ｺｸ)｣

保｢・・・・・・・・・・はい。出してあげた。
早く吸入して発作を治めちゃいなさい。｣

由｢っ､､､ﾊｧ・・・ﾊｧ・・・・・・っ、ﾊｧ､､､｣

保｢はぁ､､､お家の人に連絡はしてあげるから、
直接、なんでこうなったのか説明しなね。｣

由｢ﾋﾞｸｯ)っ､､､ゃ・・・っﾊｧ､､､ﾊｧ、ﾊｧ・・・
ゃ､､､ﾊｧめて・・・っ､､､くだ、・・・ﾊｧさ、ぃ､､､(汗)｣

保｢反論してないで吸入をちゃんとやる。｣

デスクに向かって違う仕事を始めた保健室の先生。
なんでこんなに冷たくて素っ気なくて放任なの､､､