私の姉はお医者さんPart72

下校2 ページ4

明日香side



どこか猫背で覇気の無い姿勢で、
トボトボと歩いてる由紀。
心做しかテンションも低いしトーンも低い。



明 ｢ 制服くらい綺麗にするって言ってるでしょ。
なにをそんなに落ち込んでるよ。
チャキっとしてスパスパ歩いてよね。｣



由 ｢ ・・・どーせまた汚れるし｡｡｡｣



明 ｢ だとしても。
そんな制服を着続けるなんて私が嫌なの。｣



由 ｢ ・・・どーせ私なんか汚いし｡｡｡｣



明 ｢ そんなの着てるのが汚いでしょ。
ちょっとあんた何言ってんだかよくわかんない。｣



由 ｢ ・・・あーちゃんになんかわかんない｡｡｡｣



明 ｢ はっ？｣



由 ｢ あーちゃんなんかにわかんないって言ってんのっ。｣



明 ｢ もうなによ。急に怒ったりして。(驚)｣



さっきまでボソボソ喋って、下を見て俯いて歩いてたくせに。
私は由紀の情緒が意味わからないよ。



明 ｢ 由紀、お腹でも空いてるの？｣



由 ｢ 空いてないよっ。｣



明 ｢ じゃあなんで怒ってるのよ。｣



由 ｢ 怒ってないっ。｣



明 ｢ 怒ってるでしょ。何その言い方。
怒ってないなら何が何なのよ。私、何かした？｣



由 ｢ してないっ､､､あーちゃん関係ないっ。｣



明 ｢ あっそ｡｡｡関係ないなら好きにすれば？
その代わり、その勝手な不機嫌なのか何なのかしらないけど、
そのフツフツをこっちに伝染させないでくれる？
こっちまで気分悪くなるから。｣



由 ｢ ふんっ｡｡｡｣



明 ｢ 不機嫌なら不機嫌で構わないけど、
1人で勝手にやっててくれる？こっちに飛び火させないで。｣



そのオーラをこっちに示してくるなら、
原因とか何かあったとか、言ってもらわなきゃ、
こっちだって意味不明でモヤモヤする。



明 ｢ コンビニ寄る？食べたいのあれば奢るけど。｣



由 ｢ いい｡｡｡｣



明 ｢ ・・・具合悪いの？｣



由 ｢ 悪くないっ。もういいっ。｣



明 ｢ 何がもういいのかさっぱり分からないんだけど｡｡｡｣



由 ｢ あーちゃんだって離れた方がいいよっ。
一緒に居ない方がいいよっ。バイバイっ。｣



明 ｢ ちょっ､､､どこ行くのよっ､､､！(汗)｣



由 ｢ 公園っ！(怒)｣



明 ｢ ちょっ､､､もぉぅ､､､意味わかんない。(汗)
・・・暗くなる前にちゃんと帰って来てよねっ！｣



由 ｢ ・・・分かってるっ！｣



なんで怒ってるんだか・・・本当、自分勝手なんだから。(呆)
後を追ってく理由も無いし、私はそのまま帰ろう｡｡｡

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