私の姉はお医者さんPart72

下校 ページ3

明日香side



6時間目の授業が自習で、早く終わったから、
家までの道をのんびりと自転車に乗って進んでたら、
どこか由紀に似た子が前方に現れた。



明 ｢ ・・・由紀！｣



由 ｢ ﾋﾞｸｯ)っ､､､｣



明 ｢ 帰るの遅かったんだ。おかえり。｣



由 ｢ あ、うん､､､あーちゃんは早いね。(汗)｣



明 ｢ 早く終わったんだ。たまには良いでしょ。(笑)｣



由 ｢ 高校は自由で楽しそうでいいね｡｡｡(汗)｣



明 ｢ まぁね〜。(笑)
・・・って､､､なによそれっ。なんなのその制服っ。(驚)｣



由 ｢ ﾋﾞｸｯ)ぇっ､､､ぁっ・・・これはっ・・・(汗)｣



明 ｢ あんたの制服ホコリまみれじゃんっ。｣



由 ｢ 違う、これはっ､､､(汗)｣



明 ｢ 何が違うのよっ。汚れすぎだってっ。(笑)｣



由 ｢ ちょ、っと・・・掃除当番で・・・掃除、してて､､､(汗)｣



どこかよそよそしい感じがよく分からないけど、
兎に角ホコリで汚れすぎてる制服が酷くて、
見てられないからササッと手で振り払ってあげた。



明 ｢ もうー・・・ホコリまみれすぎ。
なんなのこれ。ゴミ箱にでも潜ったの???(笑)｣



由 ｢ なんか､､､掃除・・・(汗)｣



明 ｢ なんかじゃないでしょ。
由紀って掃除下手すぎ。(笑)｣



由 ｢ う、うん､､､ごめん､､､(汗)｣



明 ｢ 謝ってる意味がわかんないんだけど。(笑)
掃除が下手だとモテないよ〜・・・もう。｣



由 ｢ 別にモテなくていいっ。(汗)｣



明 ｢ ふーん､､､そっ｡｡｡
はい、このくらいでどう？ある程度払えたでしょ。｣



由 ｢ う、ん､､､ありがと・・・｣



制服を手でパタパタパンパンして、
ある程度のホコリは振り払ってあげた。



明 ｢ まだ汚いから、帰ったらホコリ取りのコームを当てて、
コロコロしてからアイロンしてあげるから。｣



由 ｢ いい・・・｣



明 ｢ なんで。明日もそのドス汚い、
ホコリまみれの制服を着て学校に行くつもりなの？｣



由 ｢ ・・・｣



明 ｢ 授業参観もあるんでしょ？
あんたそんな制服着てったら嫌われるよ。｣



由 ｢ っ・・・に・・・っても・・・よ・・・(ﾎﾞｿ)｣



明 ｢ え？なに？聞こえないんだけど。｣



由 ｢ いいのっ､､､｣



明 ｢ そんな制服着てかれてもこっちが困るし。
ちゃんと綺麗にしてあげるから寄越してよね。｣



汚い制服を着て行かれたら嫌われる以前に、
家庭環境を疑われるでしょ。それは困る。

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