私の姉はお医者さんPart70

学校 ページ41

由紀side



みんな聞こえてるはずなのに・・・
なんで返してくれないの？
いつもならみんな元気に挨拶してくれて寄ってきてくれるのに。



由 「 玲奈〜。おはよう〜。」



玲 「 ・・・・・・ぁ・・・ぁ､､､(汗)」



由 「 れ〜なっ。久しぶりっ､､､！」



玲 「 ぁ・・・っ､､､
〇ちゃんっ〇ちゃんっ。図書室行こうっ図書室っ。(汗)」



由 「 ぇ・・・(驚)」



〇 「 松井ちゃんっ。良いよ〜っ。」



玲 「 ごめんね〜､､､返しそびれてた本があったのっ。(汗)」



〇 「 全然！行こう行こうっ。
もしかしてそれ、今日が返却期限のやつ???(笑)」



玲 「 えっ、そう！なんで分かったのっ。(驚)」



〇 「 だってそれ、先週一緒に仮に行ったやつじゃん〜っ。
もう松井ちゃんてほんとマイペース〜。(笑)」



わざと私に聞こえるように声を張って笑って言う〇ちゃん。
まるで玲奈と一緒に行動してる事を見せびらかしてるよう。



由 「 ぁ・・・あっ。私も行くっ。
図書室行こうっかなぁっ､､､(汗)」



〇 「 最近いつも松井ちゃんと本を選んでるでしょ？
もう松井ちゃんセンス良くって全部おもろしくてっ。(笑)
それでいっぱい読むようになったんだ〜､､､♪」



玲 「 え〜ほんと〜？嬉しいっ。(笑)」



〇 「 もうね、松井ちゃんのおかげ♪」



由 「 ぁ・・・っ､､､わ、私もっ､､､！」



〇 「 ・・・は???」



由 「 と､､､としょしつ・・・(ﾎﾞｿ)」



〇 「 え、何か聞こえる？なんだろ耳鳴りかな？やば〜。(笑)」



玲 「 え・・・(汗)
あっ､､､耳鳴りかなっ。耳鳴りっ。やばいっ。(笑)」



私が声掛けてるのに・・・今までこんな扱いされなかったのに。
〇ちゃんだって仲良く話す仲なのに・・・
玲奈もそんな無理矢理な演技して乗っかっちゃって､､､何それ。



〇 「 早く行こっ。なんかここ空気悪いっ。マジで。(笑)」



玲 「 あ、うんっ。そ、そうだねっ。(汗)」



〇 「 え、なんか汚染されてんのかな？空気マズイっ。(笑)」



玲 「 く、空気の味分かるのっ？凄いっ。(汗)」



〇 「 凄いでしょ〜。マジ私天才かも〜♪」



由 「 あ・・・ぁぁ､､､れなっ・・・」



玲 「 っ・・・(汗)」



由 「 れな・・・？(震)」



玲 「 っ・・・(汗)」



〇ちゃんに腕を引かれる玲奈の後ろ姿に声をかけると、
ピクっとなる玲奈の体。なんで気まずそうに背中を丸めるの？

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