私の姉はお医者さんPart70

夜のリビング2 ページ38

由紀side



学校から帰ってきたらゆうちゃんが居るはずだから、
楽しみだな〜なんて思ってたのに｡｡｡



由 「 ・・・ゆうちゃん、帰ってこないの､､､？」



麻 「 帰ってはくる予定だけど、
みんな仕事があって忙しいから、お昼に帰るのは厳しいの。」



由 「 そう、なんだ・・・」



麻 「 付き添いが出来ないと不安だしね。」



由 「 そっ、か・・・」



麻 「 お姉ちゃんたちが忙しくて、
優子の退院時間が遅くなっちゃってごめんね｡｡｡」



由 「 ・・・なんで､､､？なんで・・・」



麻 「 優子を1人で帰らせたり、
優子に1人きりでお家に居させるのは怖いのよ。」



陽 「 後遺症もいつ出るか分からないしね〜。」



麻 「 ずっと入院で寝たきりだったし、
手術もして体力もかなり無くなってるだろうから、
まだ満足に動いたりするのも辛いと思うの。」



早くゆうちゃんに退院して貰いたいし、
早くゆうちゃんに会いたいけど・・・



由 「 ・・・ゆうちゃんのため、なんだね｡｡｡」



麻 「 ごめんね。」



由 「 ううん・・・ゆうちゃん、
元気で帰ってきて欲しいし､､､元気で居て貰いたいもん｡｡｡」



麻 「 そうね。ありがとう、由紀。(微笑み)」



由 「 うん・・・」



明 「 明日帰ってくることに変わりはないんだから、
そんなにメソメソしないの。ほら、こっちおいで。」



由 「 ・・・うん・・・」



明 「 早く帰ってきてくれたって、
どうせ学校が終わる夕方までは会えないんだから。」



由 「 ・・・うん｡｡｡」



明 「 いいから早く録画してたドラマ見るよ。」



あーちゃんがリモコンを操作しながら、
最新のドラマを再生させようとしてるから、
急いであーちゃんが座るソファに駆け寄った。



麻 「 明日からまた学校だから、
長く起きてないようにしなね。(微笑み)」



明 「 うん。」



陽 「 お風呂行こう〜。みなみおっ先〜。(笑)」



み 「 どうぞ｡｡｡(苦笑)」



由 「 明日から学校か〜。」



明 「 イベントがどうのこうのって言ってなかったっけ？」



由 「 そうそうっ。珠理奈が連絡くれたんだ〜。」



麻 「 休んでた間に珠理奈ちゃんが、
全部学校からのお便りを届けてくれてたのよ。(微笑み)」



由 「 え、そうだったのっ？」



麻 「 そうよ。良いお友達ね。(微笑み)」



珠理奈が届けてくれてたんだ・・・(驚)
玲奈のほうが家も近いし同じクラスなのに。
一緒に来てくれてたのかな。

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