外科病室3 ページ22
優子side
あそこまで瀕死になるくらい後遺症が出たのは私のせい。
由紀をそんな状況の第一発見者にさせたのは申し訳ない。
優 「 ﾊｧぁんな､､､見苦しいお姉ちゃん・・・なんて､､､
由紀､､､見たくなかったでしょ・・・ごめんね｡｡｡」
由 「 倒れてた時???
怖かったっ・・・怖かった､､､すごい､､､死んじゃう､､､って、
・・・思った・・・どうしよう､､､って・・・」
明 「 でもそんなの由紀が気付けたから良かったし、
具合の戻ってないゆうちゃんが倒れちゃうのは当たり前だし、
そんなゆうちゃんが引け目を感じて謝る必要は全くないよ。」
由 「 見苦しいなんて､､､思わない・・・
だって､､､好き・・・だもん・・・大好きなんだもん､､､(ﾎﾞｿ)」
少し小っ恥ずかしそうに顔を背けながらボソッと話す由紀。
廊下にぶっ倒れて大人げもなく悶えふためいて、
我慢出来ずに吐きまくったのが身内とか絶対に恥ずかしいはず。
優 「 ありがと・・・由紀｡｡｡(微笑み)
でもあれは・・・見てられるもんじゃ、なかったでしょ・・・」
明 「 逆に私たち妹とかが吐いたり倒れたりしたとして、
それを見たゆうちゃんは恥ずかしいって思うの???」
優 「 思うわけないじゃん・・・
助けたいとしか思わないよ・・・もうね､､､必死｡｡｡(笑)」
明 「 ウチらだって同じだってば。」
由 「 そうだよっ､､､怖いけど・・・(ﾎﾞｿ)」
優 「 けど・・・いつも思うんだ｡｡｡
医師として､､､なんで辛い思いさせるまで、気付けなくて､､､
救えなかったんだろう・・・って､､､胸が締め付けられる｡｡｡」
妹に何かあれば尚更。
なんでこんなに辛くせちゃったんだろうって自己嫌悪に陥る。
辛くさせて申し訳ない。って自分を責める。
由 「 そんなの・・・ゆうちゃんのせいじゃないじゃん｡｡｡
それ､､､毎回そんなこと思いながら、人救ってるの､､､？」
優 「 私が、もっと､､､天才だったらなぁ､､､って｡｡｡
いつも思ってるよ・・・ごめんね、由紀｡｡｡実力不足で。」
由 「 そんな事ないっ､､､
だいたいっ、倒れる時は私のせいじゃんっ､､､」
明 「 あんたそれが分かってるなら逃げるの辞めなさいよ。
ゆうちゃんが可哀想でしょ。」
優 「 ・・・(笑)
確かに｡｡｡やめて欲しいなぁ・・・逃げるのは｡｡｡(笑)」
それでも、どんな理由で倒れようと例えそれが逃走だとしても、
申し訳ない気持ちは変わらない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美優 - リクエストにに応えてありがとうございました (10月25日 18時) (
レス) @page42 id: d871d846c4 (このIDを非表示/違反報告)
( ル▽ル)(プロフ) - 優子が復帰してから、由紀が救急車で運ばれてきて、ICUで治療する話がみたいです。 (10月19日 11時) (レス) id: 65469d23f0 (このIDを非表示/違反報告)
🥕 - いつも楽しく読ませてもらってます。他に作品の更新も楽しみにしています😁 (10月3日 17時) (レス) id: 7a8d477b4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優菜 | 作成日時：2023年10月2日 18時
