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緊急オペ ページ7

麻里子side



緊急オペの準備の間にスタッフさんに伝えて、
待合室に居るみなみを近くまで呼んでもらった。



〜初療室前〜



み 「 まりちゃんっ、、、!」



麻 「 病院内は走らないの。」



み 「 優子はっ。ゆうちゃんっ。どうなったのっ。」



麻 「 詳しいことは後で説明するけど、
予想してた通り緊急で手術をする事になった。」



み 「 な、なんの、、、手術・・・?
それ、、、必要なんだよね、、、そしたら、良くなるよね、、、?」



麻 「 そこまで大変で難しい手術じゃないし、
優子も頑張ってくれるはずだから応援して待ってて。」



み 「 お願い、、、ゆうちゃん、助けて・・・(震)」



麻 「 みんな優子を救うことに必死になってくれてる。
優子も頑張ってくれてるからきっと大丈夫よ。」



執刀するのは私だし心配されると余計に緊張するよ、、、
穿頭血腫ドレナージ術はそこまで大掛かりなものじゃないし、
今回は色々な可能性も考慮して全身麻酔だけど、
普通なら局所麻酔で出来る手術でもある。



麻 「 一応、手術だしこのまま一晩はICU管理して、
その後に経過良好なら病棟に移して入院になるから、
陽菜に連絡してこっちに来てもらうように伝えてくれる?」



み 「 ゆうちゃん、大丈夫だよね・・・(震)」



麻 「 大丈夫なように頑張るから信じて待ってて。」



み 「 待ってたら優子に会える・・・?(ウル)」



麻 「 会えるわよ。(微笑み)」



看1 「 麻里子先生っ。準備終わりましたっ。」



麻 「 はい。今行きます。」



み 「 まりちゃん、信じてるもん。。。(ウル)」



麻 「 終わったら詳しく説明するから。じゃあね。」



ふるふる震えてて既に泣いたの?ってくらい、
目がウルウルで赤くなってるみなみを見て、
少し頬を緩ませてもらっていい意味で力みが抜けた。。。(笑)



〜オペ室〜



麻 「 では、、、これから、
緊急で穿頭血腫ドレナージ術を行います。」



看護師 「 よろしくお願いします。」



優 「 ・・・・・・・・・・・スー・・・」



麻 「 優子、がんばろうね・・・」



優 「 ・・・・・・・・・・・スー・・・」



麻 「 よろしくお願いします。」



『 よろしくお願いします。』



麻 「 頭皮切開します。メス・・・」



先1 「 はい。」



間違いがないように、無駄がないように、
少しでも負担の少ないように、着々と手術を進めて行った。

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作者名:優菜 | 作成日時:2023年5月2日 13時

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