私の姉はお医者さんPart66 (ページ49)

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話し合いページ49

佐江side

もう夜だし消灯の時間が近付いてることもあって、
今日は一旦様子を見るってことにして、
由紀ちゃんとおやすみをして病室を後にした。

〜廊下〜

れ「原因は何なんですかね・・・
由紀ちゃん、声を出したくても出ないって感じで､､､
可哀想でした・・・原因さえ、解ればいいんですけど｡｡｡」

佐「うーん・・・声が枯れてもないし風邪でもないしね。
風邪の兆候もないし見た雰囲気に違和感はないし、
今日のところはこのままで平気だと思うけど。」

れ「ですかね､､､」

佐「というより、余程の緊急性がなきゃ、
この夜にあえてどうこうするのは無理があるから｡｡｡(笑)」

れ「そうですけど､､､
由紀ちゃんも急に喉が詰まって声が出ないなんて、
経験にないだろうし不安で怖すぎると思います｡｡｡」

それはそうだろうけど、今のところ急を要することはない。
明日になっても何も改善されなければ、問題だけど｡｡｡

れ「優子先生のこともあっただけに、
由紀ちゃんがどれだけ知っててどれだけ思ってるか、
それは分かりませんけど､､､辛いと思います｡｡｡」

佐「やっと退院できると思ったらこれだもんなぁ｡｡｡
・・・だとすると、やっぱりそれかなぁ・・・」

れ「なにか、察してるんですか？」

佐「いや、普通にだけど・・・ストレス､､､？」

れ「ですか・・・？病気とかだったら・・・
この期に及んで由紀ちゃんが不憫過ぎます。」

佐「病気の可能性ももちろんあるから、
明日もこのままなら検査する必要はあるね。」

検査はみなみの居る耳鼻科にお願いするしかないかな｡｡｡
検査をして結果が出て原因を究明できるまでとか、
場合によっちゃあ入院を延ばさなきゃいけないかもしれない。

佐「由紀ちゃん、繊細だし敏感だし気にしいだし、
気遣いと思いやりの出来る優しい子だからなぁ・・・
ストレスとか受けやすいタイプだと思うんだよ。」

れ「そんな気がします｡｡｡
それに、優子先生の事なんて尚更かと・・・」

佐「そうだね。うちらも気にかけておこう。」

れ「そういえば由紀ちゃん、
病室に夕飯を届けに行った時、目を腫らしてました。
優子先生のことで、かなり泣いたんじゃないかな・・・」

心配そうにバインダーに添えてる手をハラハラさせてる。
れいにゃんは忙しくても看護師としてよく患者さんを見てる。