私の姉はお医者さんPart61

本音2 ページ49

陽菜side



本当は本当に優子の事が好きじゃん。
私が羨ましくなるくらい優子って好かれてるじゃん。
って何故か微笑ましくなって来ちゃった｡｡｡(笑)



由 「 ・・・ゆうちゃん、凄いよ。」



陽 「 うん。」



由 「 凄いんだって・・・凄いんだな、って。
知ってる。分かってる。・・・分かってんじゃんっ。」



陽 「 由紀が1番、色んな優子を近くで見てきたもんね。」



由 「 ゆうちゃん。ほんとは凄い私の事考えてて､､､
考えてくれてて、親身で優しくて私思いで・・・
だったな、って・・・そうでしょ､､､？」



陽 「 そうだと思う。(微笑み)」



由 「 ・・・・・・・・・知ってた。」



陽 「 ちゃんと由紀に伝わるように、
愛情たっぷりに多すぎるくらいに接してきたんだよ。(笑)」



優子は優しくて愛の人。
由紀が生まれたその日から、誰よりも愛情過多だった。



由 「 ・・・・・・・・他の先生になって、
ゆうちゃんじゃなくなって､､､初めて、身に染みた。」



陽 「 そうだったんだね。」



由 「 多分ゆうちゃん、凄い私のこと知ってる。
考えてる。私の取扱説明書、文献に出来るくらい。」



陽 「 なにそれ〜。(笑)」



由 「 ・・・れいにゃんが言ってた。」



陽 「 そうなの？」



由 「 私もそう思う。・・・私が、そう思う。」



陽 「 由紀がそう思うならホンモノだね。(笑)」



由 「 ・・・・・・・・なんで､､､なんで・・・だろ｡｡｡」



陽 「 なにがー？」



由 「 なんでいつも・・・今までなんにも言わないで､､､
ずっと・・・私に向き合ってくれてたんだろ・・・・・・」



そんなの由紀が大切で大事で守りたい存在で、
由紀の事が世界の何よりも大好きだからに決まってる。



由 「 ずっと､､､ずっと、良い人すぎた。」



陽 「 優子、良い人だもん。(微笑み)」



由 「 バカみたい｡｡｡」



陽 「 由紀も負けないくらい良い人だけどね。(笑)」



由 「 ・・・でも、だからこそ､､､
あんなこと言ってきたゆうちゃんが許せない。」



陽 「 そうだよね。」



由 「 ゆうちゃんがあんなこと言ってきた事が、許せない。」



陽 「 うん。私も、許せない。」



由 「 許したくない。許してたまるか､､､ってくらい。
・・・信じたくもない。」



由紀に注がれた言葉の数々が、本心なら・・・
由紀が今、微かに震えてるのは傷付けられたからじゃない。
あの時のあの優子が本物だったらって恐怖だから・・・

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