私の姉はお医者さんPart61

ナースステーション2 ページ3

由紀side



その声も存在も記憶も、何もかもを抹消したい。
あんなの絶対にお姉ちゃんなんかじゃない。



由 「 消えちまえ・・・」



と 「 由紀ちゃん。それは良くないよ。」



佐 「 本当に優子がいなくなっちゃったら、
きっと凄い悲しくなると思うよ。」



由 「 願ったり叶ったり。」



佐 「 もう会えなくなっちゃってもいいの？」



由 「 会いたくもないんだってばっ。」



佐 「 もうお話出来なくてもいいの？
本当に後悔しない？恋しくなっちゃうと思うけどなぁ､､､」



由 「 嘘つきで裏切り者で脳無しで無責任。
仕事の実績と肩書きにしか目がないとかキッモ､､､」



今まで好きで信じてた私がバカみたい｡｡｡
そんな人に今まで診られて怒られてたと思うと寒気がする。



由 「 ねぇ。どうやったら姉妹止められる？」



佐 「 それは現実的じゃないと思うし、
縁を切るならお姉ちゃんたちに相談しないとね。」



と 「 もうゆうちゃんに甘えられないんだよ？いいの？」



由 「 中学生になったら小児科卒業するし｡｡｡」



佐 「 中学生でも高校生でも小児科で診たいけどな〜。」



と 「 そうだよ。寂しいもん。(笑)」



由 「 はぁ・・・じゃああんな無能な医者、早く解雇して。
身体も弱くて休みがちなんだしちょうどいいじゃん。」



佐 「 由紀ちゃんが本当に頼りたい時、
居なかったら大変な事になっちゃうんだよ？」



由 「 そんな時ないし。そもそもねっ、
アイツがあんなんだからこっちがストレスかかるのっ。」



その存在がストレスだし、そのせいで発作も起きてるんだよ。
ゆうちゃんが居なきゃ生きてけない訳じゃないんだし。



と 「 発作で危なかった時、
優子が居たから救えたことも沢山あったんだよ。
優子も必死だからあんまり低くみないであげて欲しいな。」



佐 「 まぁ基本、いつも優子が居なきゃ危ないけど｡｡｡」



由 「 そうやって医者同士庇ってさ、
患者の私を脅してそんなに楽しいの？」



佐 「 ゆうちゃんに頼らない、ゆうちゃんから離れるなら、
もっと普段の生活から身体に気を使って過ごさないと。」



由 「 ガミガミ言われないで済むんだから悠々自適だよ。」



佐 「 そうかなぁ・・・(苦笑)」



由 「 そうなのっ。本当っにウザったい。」



ゆうちゃんの事を考えてるだけで吐き気がしてくる。
はぁ､､､早くこんな空気の悪いところから逃げ出したい。

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