私の姉はお医者さんPart61

言い合い ページ16

由紀side



昨日あんだけの事があったんだから、
もう顔を見ることもないだろうって思ってたのに・・・



優 「 ・・・診察、させてもらうから。」



由 「 ・・・来なくてよかったのに・・・
むしろ来ないでよ。普通来なくない？え、バカなの？」



優 「 残念だけど仕事なのでね・・・
聴診するので深呼吸してて。深呼吸、わかるよね？」



由 「 鈍感にも程があるっての・・・ほんと、バカ？
え、医者の仕事はそんな態度で許されんの？きっしょ､､､」



優 「 ・・・・・・・・・医者の言う事は絶対だから。
分かんない？深呼吸。わかんないか､､､
言葉の使い方も荒い教養のなってない人だもんね。」



由 「 どっちが。」



優 「 はぁ､､､黙って。吸って吐くくらいも出来ないわけ？」



嫌なら来なくてよかったんですけど。頼んでもないし。
気色悪いしほんとなんで来たの？嫌ならほっとけよ。



由 「 うるさいのどっち？マジでほっといて・・・」



優 「 そんなんだから病気も何も治らないんでしょ。
いい加減理解したら？学んだら？」



由 「 ほっといて。」



優 「 弱い立場のくせして、
どの口が放っといてとか言えると思ってんの？」



由 「 医者の分際で患者を見下すとか辞めちまえ・・・
ほっといて。これ以上構うなら訴える・・・」



優 「 患者様だからって、
偉そうな態度とって良いとでも思ってるのが阿呆らしい。」



由 「 ・・・・・・・私なんかどうでもいい存在なんでしょ。
だったら嫌々来ないでさっさと見捨てれば？
いちいち仕事してる風で良いひと気取りでもして気分いい？」



正義ぶっちゃって気持ち悪い。
これでも対応してやってる自分偉いとでも思ってるの？



優 「 思い込み激しいな・・・精神科行く？」



由 「 ひっど､､､黙ってて。うっさい。勝手にさせて。」



優 「 まだ分かんないわけ？
由紀の為を思ってやってやってるし言ってやってるのに､､､」



由 「 ためためためためうっさいんだよ・・・」



優 「 分かんないからわざわざ毎回言ってあげてんでしょ。
こっちだってこんな初歩的で当たり前のこと、
言いたくて言ってるんじゃないんだから言わせないで。」



由 「 時間の無駄なんじゃないの？無駄なんでしょ？
迷惑なんでしょ？善人ぶったってお見通しなんだからっ。」



私が居ないからと散々言ってた昨日の夜の文句の数々。
全部聞いてるんだから・・・

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