私の姉はお医者さんPart59

注射 ページ3

由紀side



ベッドで横になってボーッと過ごしてたら、
あっという間にお昼前になってて驚いた。



由 「 ・・・ゆうちゃん､､､まだ、来ないのかな､､､」



──トントン､､､



由 「 あっ､､､」



──ガラガラ､､､



れ 「 失礼しますー・・・由紀ちゃんおはよう〜。(笑)」



由 「 あれ､､､？ゆうちゃんは・・・？」



れ 「 前のお仕事が長引いてるから、
先にお熱を測って待っていようね。(笑)」



由 「 また測るの？」



れ 「 一応ね。優子先生が来たらもしもしもやると思うよ。」



由 「 しつこいなぁ・・・」



れ 「 お熱、測れるかな？」



由 「 ぅん・・・自分で挟む｡｡｡」



れ 「 しっかり腋に挟んでね。」



ずっとゴロゴロしてただけだし熱くもないし、
熱なんてあるはずないと思うんだけどなぁ・・・



れ 「 待ってる間に予防接種の準備しちゃうね。」



由 「 ・・・え､､､ここでやるの？」



れ 「 移動しない方が由紀ちゃんの負担も少ないでしょ？
優子先生、ちゃんと考えてくれてるんだよ。(微笑み)」



由 「 ・・・そんなに私を、
閉じ込めさせておきたいのかな､､､」



れ 「 そういう思考は無いと思うよ・・・(苦笑)」



──ピピピピ､､､



れ 「 鳴ったね〜。どうかなー・・・？」



由 「 ・・・はい｡｡｡36.4℃だったよ。」



れ 「 ありがとう。熱は無しだね。(笑)」



由 「 ぅん､､､具合悪かったら、打てないの､､､？」



れ 「 そうだね〜､､､
由紀ちゃん、今って気持ち悪くないかな？」



由 「 ぅん・・・」



ずっと横になってるからかもしれないけど。
今は全く吐き気は無いし気分も悪くはない。



れ 「 今まで予防接種で副反応が辛かったことは？」



由 「 えぇ､､､知らない・・・(汗)」



れ 「 優子先生も何も言ってなかったし大丈夫そうかな？」



由 「 私のことで、知らない事、
ゆうちゃんは何も無いと思う・・・」



れ 「 そんな気がする。(笑)」



由 「 ・・・みんな､､､予防接種受けてるの???」



れ 「 院内の子たちは体調に問題が無ければ打つし、
お姉さんたちも昨日、打ちに来てたよ〜。」



由 「 そう、なんだ・・・」



れ 「 子どもは2回打たなきゃいけないし大変だよね｡｡｡」



由 「 え､､､2回､､､???(驚)」



2回も打つなんてゆうちゃん教えてくれてないよ。(汗)
もしかしてまた私の事を騙そうとしてる???

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