私の姉はお医者さんPart59 (ページ17)

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夜のリビング5 ページ17

陽菜side

優子って単語にドキッとして言葉に詰まってたら、
まりちゃんが入ってきてくれて助かった､､､

麻「もし里英ちゃんが1人で入院してたら寂しいよね？
由紀ちゃんもお姉ちゃんだけど寂しいと思うんだ｡｡｡」

里「ぅん・・・りえ、さびしぃ､､､」

麻「だよね？
だからゆうちゃんは、由紀ちゃんが寂しくないように、
夜も一緒に居てあげてるんだよ。(微笑み)」

里「由紀ちゃぁ､､､こわくないねぇ・・・」

麻「うん。怖い思いしなくて済んでると思うよ。(微笑み)」

里「ゆうちゃん、やさしいねぇ・・・」

麻「お医者さんだし、お姉ちゃんだからね。(微笑み)」

里「ゆうちゃぁ､､､やさしいもんねぇ・・・」

陽「そうだね・・・(微笑み)」

潤んだキラキラの瞳で、
迷いなく優しいって連呼する里英こそ優しさそのもの。

里「由紀ちゃぁ、はやくいたいたいなくなって、
元気さんになって来てほしいねぇ・・・」

麻「それを願ってみんなで待ってようね。(微笑み)」

陽「里英が願ってたらきっと届くと思うよ〜。」

里「じゃあ毎日、神さまにお願いするぅ。」

麻「由紀ちゃん喜ぶよ。(微笑み)」

里「うん！」

陽「ふふ、里英は良い子に育ったね。(微笑み)」

里「んふふ､､､♪」

──ガチャ､､､

み「お、ふろ、出たんだが・・・(汗)
里英はなに､､､はるちゃんから宗教でも受けてるのか､､､？」

陽「あーっ、思ったよりはやーい。(笑)」

里「しゅーきょー､､､???」

お風呂から出てリビングに入ってきたみなみが、
私の前で正座をして座ってる里英の姿勢の良さに驚いてる。

み「信じてる人から教えを説いてるって事だよ。」

陽「えー、私、教祖〜？(笑)」

麻「変なことを子どもに教えないの。」

み「じゃあなにしてたん？」

里「はるちゃんとお話してたぁ。」

み「わざわざ正座をして？向き合って？」

里「なっちゃったのぉ。」

み「ほーん､､､？」

明「里英〜。莉乃がもう寝るって〜。」

里「はーい♪ねるーっ。」

麻「ほらー。みなみが変な事ばっか言ってるから、
里英が危険を察して逃げてったよ。(笑)」

陽「うわぁ変人〜。(笑)」

み「失礼なっ。」

みなみがお風呂から出て里英と莉乃が寝に行ったから、
私もゆっくり入浴してこよ〜。