小児病室5 ページ6
彩side
食べる優子が可愛くて何でもあげてまう。
むしろこっちから食べて欲しいものを与えてまう。
優 「 ぅまぁー・・・♪」
由依 「 幸せそうやな〜。(微笑み)
ほら優ゆ〜。ドーナツもあるでー。」
優 「 どーなちゅ♪」
彩 「 ポップコーンもあるで。食べる？」
優 「 たべる！ぽっぴこーん♪」
彩 「 ポップコーンな。もう1回言ってみ？」
優 「 ぽっぴこーん・・・？」
彩 「 うん可愛い。大丈夫、合格。」
由依 「 なにがや。(笑)」
彩 「 ポップコーン開けましたよ〜。」
優 「 やったぁ､､､♪ありあとー・・・(ﾍﾟｺ)」
彩 「 ありゃお礼も出来ちゃうん？偉い子や〜。
もっとお菓子あげちゃうで〜・・・♪(ﾆﾔ)」
由依 「 誘拐変出オジサンか。」
優子にポップコーンの袋を開けてあげただけで、
深々とお辞儀をして感謝をされてもーた。これは惚れる。
優 「 これ、たべていいのぉ？」
由依 「 全部優子のやからいいよー。」
彩 「 ええんよええんよ。食べな？」
優 「 やったぁ､､､♪」
由依 「 こんなに美味そうに食べてくれて、
こんなに喜んでくれて、幸せそうな顔してくれるなら、
また喜んで買ってくるわ。」
彩 「 全然貢ぐよな。」
由依 「 課金する。」
優 「 ぅまぁ・・・♪」
彩 「 美味いよなぁそれ､､､！」
由依 「 チョコのお菓子は基本美味い。」
彩 「 クッキーのお菓子は基本美味い。」
優 「 じゅーちゅ。(笑)」
彩 「 ジュースどうぞー。(笑)」
優 「 ・・・っ､､､ぷはっ・・・♪」
彩 「 ジュースでぷはっって言う奴居るか？
他居らんやろ。いっちゃん可愛いわウチの子。」
チョコやお菓子のカスで汚れに汚れた芸術作品の優子の手。
その両手でコップを握って飲むんやから優勝。
彩 「 こんなん、甘やかし方絶対に違うんやろけど、
可愛かったら甘やかしてまうよなー。」
由依 「 可愛いが罪とはこのこと。」
彩 「 なんで甘やかした方がアカンの？
普通、甘やかさせる子の方が悪いやろ。」
由依 「 優子が悪いん？」
彩 「 ゆう・・・こ、は・・・わる・・・ないな。」
由依 「 それは無いな。(笑)」
彩 「 ナイナイ。やっぱないわ。(笑)」
由依 「 そんなんなら罪も被ると。」
彩 「 被る。全部被るでウチ。」
もうこれは真顔や。
可愛い妹のためやったらどんな罪でも被れるわ。
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年11月3日 21時
