小児病室5 ページ47
麻友side
毎週、由紀と優ちゃんが好きそうな本を探して選んで、
こうして披露して喜んでくれるのが嬉しい。
由紀と優ちゃんのキラキラしてる顔が好き。
有 ｢ 麻友、優しいな〜。(撫)｣
麻友 ｢ 麻友。由紀と優ゆが喜んでくれたら嬉しい。
楽しんでくれたら、麻友も楽しいってなる。｣
有 ｢ めちゃめちゃ良い奴やん麻友。(微笑み)｣
優 ｢ 優、麻友ちゃんの本、大好きっ。(ｷﾗ)｣
麻友 ｢ やったぁ､､､♪｣
由紀 ｢ 私もっ。麻友が選んでくれる本て、
本っ当にいつも面白いし最高だもんっ。｣
有 ｢ センスが光ってるんやね。(微笑み)｣
──ガラガラ､､､
彩 ｢ あーもうムズいわー・・・(汗)｣
有 ｢ あ、戻ってきた。(笑)｣
優 ｢ 彩ちゃんー！｣
彩 ｢ おー、元気ですね〜優子ちゃん〜。(笑)｣
借りた本を由紀が読み始めたから、
麻友も優ちゃんと、優ちゃん用に借りてきた本を読もうかな。
それとも、麻友は絵を描いてもいいな。
有 ｢ お疲れ様。｣
彩 ｢ ほんまにっ。なんなんっ｡｡｡｣
由紀 ｢ ・・・彩ちゃん、怒ってる？｣
彩 ｢ 怒ってはない。｣
由紀 ｢ 大変だね。｣
彩 ｢ 気にしないで、本読んでていいからな。｣
由紀 ｢ うん｡｡｡｣
麻友 ｢ 優ちゃん、読む？｣
優 ｢ 読む！もっかい！｣
麻友 ｢ 読むー。(笑)｣
有 ｢ ちょっと談話スペースの方で勉強してくるわ。｣
麻友 ｢ 行くの???｣
彩 ｢ あー分かったわ。頑張ってな。｣
有 ｢ うん。・・・行っちゃ嫌？｣
麻友 ｢ んー・・・｣
優 ｢ 麻友ちゃん、読んで〜。｣
麻友 ｢ 麻友、優ちゃんの本読む。｣
有 ｢ うん。(微笑み)｣
有華ちゃんと絵を描きたかった気もする｡｡｡
けど、優ちゃんがくっついてくれてるし、
もう、本を麻友の手の上に乗せて開いてくれてる。
麻友 ｢ えっとー・・・お姫様と森のどうぶつたち。
はじまりはじまり〜・・・♪｣
優 ｢ いぇーい♪
・・・おひめさまってなれるー？｣
麻友 ｢ なれる???｣
由紀 ｢ えっ､､､なれる???｣
彩 ｢ なれるよー。(笑)
お姫様にも、スーパーヒーローにもなれる。｣
優 ｢ なれるかなぁ､､､(ｷﾗ)｣
由紀 ｢ 優ちゃんは、私たちのお姫様だもん。｣
彩 ｢ 確かに。｣
麻友 ｢ 優ちゃんお姫様♪｣
本に描かれてる絵の1つ1つを指さして、
これ♪これ♪って優ちゃんが楽しそうにしてる♪
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年11月3日 21時
