小児病室4 ページ5
由依side
優子がしきりにもっとラムネが食べたい、
お菓子が良い。ジュースも欲しいって言うもんだから、
仕方なく売店に行って買い出しをしてきた。
──ガラガラ､､､
由依 「 買ってきましたよー。」
優 「 おかし！じゅーちゅ！」
由依 「 いっぱい買ってきたよー。どうぞー。」
彩 「 ほんまいっぱいやな。」
由依 「 こんだけ買ったら優のお気に召すものが、
確実にあるんとちゃうかと思って。」
優 「 ある！優のすきなんめーちゃある！」
彩 「 待ってな優子。優子の方言むっちゃ可愛いな。(驚)」
優 「 ・・・???」
彩 「 可愛い。好きなんってもう1回言ってや。」
優 「 かあいー？(照)」
彩 「 可愛い。(笑)」
可愛い？って聞き返しながら、
顔に両手を当てて小首を傾げてニコっとした優子。
これは確信犯急のアイドルかもしれん。
由依 「 お菓子とジュースを並べましょね〜。」
優 「 ひゃひゃ､､､♪」
彩 「 嬉しいね〜。(笑)」
優 「 うれちぃ､､､♪」
由依 「 確かこれ、優が好きなんよな〜。」
優 「 優それすきなんぅ〜。(笑)」
由依 「 よっしゃ。」
彩 「 うわ、言わさせられたわ〜､､､」
由依 「 勝ちー。(黒笑)」
彩 「 ドヤ顔ウザったい。」
由依 「 ちょ、暴言酷すぎひんっ？」
優 「 わたぁーめ！」
由依 「 わたあめさん食べる？どうぞー。(微笑み)」
彩 「 優〜、何ジュースにするんー？」
優 「 ぶとぅっ！」
彩 「 舞踏・・・？」
由依 「 武闘・・・？」
優 「 ぶ・・・！と・・・！ぉ・・・！」
彩 「 ブドウやな。分かっとる分かっとる。」
由依 「 そんな怒らんといてやー・・・(笑)」
優子のベッドとオーバーテーブルの上に、
あっという間にお菓子の山が出来上がった。
優子は顔より大きい綿あめを口いっぱいに頬張ってる。
彩 「 ぶどうジュースを注ぎましてー・・・
彩ちゃんはリンゴもーらい・・・♪」
優 「 め！」
彩 「 いっぱいあるで？そんな飲みきれんやろ〜。」
優 「 さやぁちゃーは、みかん！」
彩 「 おーそういうことですかー､､､(汗)」
由依 「 由依ちゃんは？」
優 「 おみずぅ！」
由依 「 はい・・・(苦笑)」
彩 「 由依はまだ水止まりや。」
由依 「 みかん如きで勝ち誇らんといて。」
桃ジュースもリンゴジュースも苺ミルクもあるのに。
まさかの水を渡されてしまった､､､(苦笑)
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年11月3日 21時
