お散歩 ページ40
彩side
由紀と2人並んで廊下を歩き始めた。
廊下を抜けて外科を抜けたら少し開けたスペースに出るし、
そっちに向かって歩くか・・・
〜廊下〜
由紀 ｢ 彩ちゃんって診察出来るの？｣
彩 ｢ ん、まぁ一応。医者やし。｣
由紀 ｢ そうなんだ。見たことない。｣
彩 ｢ 普段は麻里ちゃんとか陽ちゃんが居るし、
やっぱり2人には敵わんしなー。｣
由紀 ｢ 2人って凄いんだ。｣
彩 ｢ 麻里ちゃんは凄い。ウチの内科でも随一とちゃう？
・・・陽ちゃんはわかんないな。｣
由紀 ｢ 分かんないんだ。(笑)｣
彩 ｢ なんかフワッとしてるやん。｣
由紀 ｢ 確かに・・・(笑)｣
彩 ｢ ・・・あ。ここがオペ室な。｣
由紀 ｢ うわー､､､重々しいね・・・｣
由紀との会話を楽しみながら歩いてたら、
あっという間に内科を抜けて外科に来てた。
ここら辺は職場でもあるから馴染み深い。
──ウィーン､､､
由紀 ｢ うわっ､､､(ﾋﾞｸ)｣
彩 ｢ 開いただけやん。(笑)｣
高 ｢ ・・・ふー・・・おっ、彩お疲れ。｣
彩 ｢ おー、たかみな。執刀終わり？｣
高 ｢ そう。彩は？｣
彩 ｢ 妹とお散歩〜。(笑)｣
由紀 ｢ ・・・誰､､､???｣
高 ｢ あれ？会ったことなかったっけ？｣
彩 ｢ あんま無いか､､､？由紀、怪我とかしないし。｣
由紀 ｢ うん・・・｣
高 ｢ こんにちは由紀ちゃん。
外科の高橋みなみです。彩の同僚。よろしく。(笑)｣
由紀 ｢ あ、え・・・同僚さんなの､､､？｣
彩 ｢ そうそう。ほら、よろしくって。｣
由紀 ｢ あ､､､よろしくお願いします。(汗)｣
高 ｢ 大人だね〜。しっかりしてる。(笑)｣
腰が低くて由紀にも丁寧に挨拶をしてくれたたかみな。
とはいえ小さ過ぎて、由紀の方が身長は高い。(笑)
彩 ｢ っく､､､(笑)｣
高 ｢ ちょちょーい、何笑いそれ。｣
彩 ｢ ちっちゃ、思って。(笑)｣
高 ｢ それ元々だから。これ、変わらないから。｣
彩 ｢ そう、なん、だけど､､､(笑)｣
高 ｢ えーめっちゃ笑うじゃん。めっちゃ笑うし。｣
彩 ｢ 由紀、行くか。もう話すことないし。(笑)｣
高 ｢ おいおいおいおい。｣
由紀 ｢ あ、うん､､､扱い､､､(笑)｣
彩 ｢ 大丈夫大丈夫。たかみなってそういうもん。(笑)｣
高 ｢ 可愛い妹ちゃんに変な教育するな。｣
後ろからたかみなの声が飛んできたけど、
半分スルーして先の方へと由紀と歩き出した。
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年11月3日 21時
