朝の内科病室3 ページ33
由紀side
お姉ちゃんたちが私のことを考えてくれてて、
動いてくれてて良くしようとしてくれてる。
なら､､､私も、頑張らなきゃだよね・・・
由紀 ｢ 飲んだら・・・たいいん・・・(ｳﾙ)｣
麻里 ｢ 点滴が減るんだから、1歩近づくわよ。(微笑み)｣
由紀 ｢ ほんと・・・？うそじゃない､､､？(ｳﾙ)｣
麻里 ｢ 由紀が傷ついたり、嫌な思いをする嘘は、
絶対につかないもの。(微笑み)｣
由紀 ｢ ん・・・(ｳﾙ)｣
麻里 ｢ 大丈夫よ。由紀のペースでいいのよ。(微笑み)
先に診察をしちゃうわね・・・・・・・｣
由紀 ｢ ぅん・・・(ｳﾙ)｣
麻里 ｢ 昨日の検査の結果もかなり良くなってたのよ〜。
診察する度に良くなってきてるから大丈夫よ。(微笑み)｣
そんなことを言われたら、
嫌な診察も嫌だなんて言えないじゃん・・・(汗)
麻里 ｢ バイタルも問題ないわね。(微笑み)
今、チェストピースを温めてるから少し待ってて？｣
由紀 ｢ うん・・・(汗)｣
麻里 ｢ ふーっ､､､ふーっ・・・これでどうかしら､､､
ちょっとごめんねー・・・スー・・・ハー・・・｣
由紀 ｢ ﾋﾞｸｯ)スゥー・・・・・・・ハー・・・(汗)｣
麻里 ｢ ごめん。まだ冷たかった？｣
由紀 ｢ ううん､､､当たったのがビックリしただけ､､､(汗)
スー・・・・・・・・ハー・・・｣
麻里 ｢ そこ？(笑)
上手な深呼吸。由紀は聴診がしやすくて嬉しいな。(微笑み)｣
由紀 ｢ そ、う・・・？なの､､､？｣
麻里 ｢ 嫌々って言ってもちゃんと深呼吸してくれるし、
ちゃんとパジャマを上げてくれるし嬉しいわよ。(微笑み)｣
そうやって持ち上げ上手、褒め上手なんだから､､､
まぁ・・・悪い気はしないけど・・・(汗)
麻里 ｢ 由紀、少し顔を触るわねー・・・｣
由紀 ｢ んっ・・・やぁぁ､､､(汗)｣
麻里 ｢ ・・・・・・・はいおしまい。大丈夫そうね。(笑)｣
由紀 ｢ もぉやだぁ・・・(ｳﾙ)｣
麻里 ｢ 最後、お口だけ開けてくれたら終わり。｣
由紀 ｢ やだぁぁ・・・なんもないもんんんんー､､､(ｳﾙ)｣
麻里 ｢ 何も無いかを証明するために開けてくれるかしら。
見せてくれなかったら、何かあるって疑っちゃうよ。(黒笑)｣
由紀 ｢ んっ・・・ぁ・・・(汗)｣
開けたくなんかないのに、
疑いのない容疑をかけられたくないから、
その麻里ちゃんの脅し言葉に負けて口を開けた・・・
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年11月3日 21時
