朝のリビング3 ページ26
由依side
自力で起きてきたのは尊重するけど、
ボッサボサの寝癖に彩の口からはプンプンの酒臭､､､(苦笑)
由依 ｢ 今日も仕事や言うのになんで自制出来ひんの。｣
彩 ｢ ふいんきがな・・・？｣
由依 ｢ 雰囲気や。｣
彩 ｢ ん・・・｣
由依 ｢ しっかり自分を保って、自分を自分で律するのが、
自立ってもんで、大人ってもんや。｣
彩 ｢ ・・・肝に銘じる｡｡｡｣
由依 ｢ 何度目の酔っ払いや。｣
彩 ｢ ・・・そら・・・わからん｡｡｡｣
由依 ｢ 諦めんなや。考えろ。これやから・・・(呆)
ほんま成長も学習もせんな、彩って人は。｣
彩 ｢ ん・・・悪かった｡｡｡｣
由依 ｢ 分かってないからこうなってるんや｡｡｡(笑)｣
朝から怒ってしまった､､､しかも、双子の姉の方に｡｡｡
それでも何も痛くも痒くも無さそうで、
響いて無さそうな彩の様子に場違いに笑ってしまった。
由依 ｢ もういい｡｡｡遅刻する。｣
彩 ｢ 置いてくなやー､､､(汗)｣
由依 ｢ 酔っ払ったんも自分の責任。
二日酔いも昨日の自分の甘さのせいや。
自分の悪行で都合よく人に頼らんといて。｣
敦 ｢ 言い放つねー由依ー。｣
麻里 ｢ 頭に来る由依の気持ちも分かるけどね。｣
敦 ｢ そうだねー。由依は彩のこと、大好きだから。｣
麻里 ｢ そうよ。これでも心配してるのよね。(微笑み)｣
敦 ｢ 愛のあるお説教だもん。
何も思ってなかったら何も言わないよ。(微笑み)｣
麻里 ｢ そうそう。(微笑み)｣
由依 ｢ ・・・わざわざ口に出して喋られんといてや､､､(汗)｣
こんなにも小っ恥ずかしいことはない｡｡｡(汗)
なんで怒った方が姉たちから微笑ましく、
はずかしめを受けなきゃいけないのかが分からん。
麻里 ｢ ・・・はい、彩。味噌汁は飲みなね。｣
彩 ｢ んー・・・麻里子さんは優しいのぉ・・・｣
麻里 ｢ 由依が一番、彩のことを考えてくれてるのよ。｣
由依 ｢ 言わんでいい。｣
彩 ｢ 優しくもなんも無いわ、アイツ・・・｣
麻里 ｢ 自業自得で妹に怒られたくらいで拗ねないの。｣
彩 ｢ ・・・怒られてもうた・・・｣
麻里 ｢ 仕方ないのよ。次から気をつけなさいね。
彩も、彩の身体的にもお酒呑みはしんどいはずよ。｣
由依 ｢ 正論を言っただけで悪者にせんといてや。｣
朝から酔いを引きずって負のオーラを纏ってる彩を見て、
いい気分ではないのに、怒って更に気分が悪い｡｡｡
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年11月3日 21時
