大好きなお姉ちゃんはお医者さんPart3 (ページ11)

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内科病室ページ11

麻里子side

想像をしてたよりもお昼ご飯を食べてくれた由紀。
診察をしたくて病室を訪ねたら由紀は本を読んでた。

麻里「由紀ー。しんどくない？」

由紀「ぁ・・・まりちゃん・・・」

麻里「本を読んでたのね。(微笑み)」

由紀「ぅん・・・もぅ、ヒマなんだもん・・・(笑)」

麻里「お昼も食べてくれたのね。(微笑み)」

由紀「がんばったら・・・はやく、たいいん・・・
できるんでしょ・・・？げんき、なるでょ､､､？」

麻里「そうね。ありがとう。(微笑み)
でも無理や我慢はしなくていいのよ。(撫)」

由紀「麻友・・・なにしてるかなぁ・・・」

麻里「麻友は今頃、有華と帰ってるんじゃないかしら。」

由紀「いいなぁ・・・学校・・・(笑)」

ベッドに横になりながら小さく笑う由紀。
まだ辛そうだけど息遣いはだいぶ良くなってきてる。

麻里「少し、聴診してもいいかしら。」

由紀「ぇぇー・・・」

麻里「聴診して大丈夫かなって確かめたいのよねぇ。」

由紀「頑張ったら・・・はやく・・・かえれる､､､？」

麻里「そうね。そしたらお姉ちゃんも頑張る。」

由紀「じゃぁ・・・ちょっとだよ・・・？」

麻里「ちょっとだけ、聞かせてもらうわね。(微笑み)」

由紀「ぅん・・・(汗)」

麻里「・・・・・・・・・・・・」

由紀「ちょっとだよ・・・もう、おわり。
・・・おわりだよ・・・おわりだよぉ・・・おわりぃ､､､(ｳﾙ)」

麻里「はいはい、終わり。(笑)」

本当はもう少しじっくり聴きたかったけど、
由紀が涙目になって訴えてきたから止めた。
せっかく逃げずに頑張ってくれたんだしね。偉い偉い。

麻里「ありがとう。(微笑み)」

由紀「じゃ・・・これで、退院・・・？」

麻里「この後、退院出来るくらい身体が戻ってるか、
確かめる為に少し検査を受けて貰いたいの。」

由紀「え・・・」

麻里「 CTとMRIと心電図だけ。」

由紀「だけじゃなぁいぃ・・・おおいぃ・・・(ｳﾙ)」

麻里「大丈夫かどうかを調べたいから、
夕飯の前にどうしても頑張って受けてもらいたいの。」

由紀「たいいん・・・(ｳﾙ)」

麻里「そのための1歩として、ね。(微笑み)」

血液検査は明日の朝に回すとして・・・
だとしても病院嫌いの由紀にしたら重量の重いものだよね。