私の姉はお医者さんPart54

お昼の病室 ページ21

優子side



点滴で制吐剤を入れてくれたおかげもあってか、
ぐっすり眠れて吐気もかなり改善された。(ﾎｯ)



優 「 はぁ・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､」



？ 「 あ・・・優子起きた？
点滴が終わる頃になったから交換したよ。」



優 「 ・・・？・・・香菜。居たんだ。」



香 「 居ちゃダメだった？」



優 「 ううん・・・ありがとう。」



香 「 あ、はい､､､どういたしまして､､､(笑)」



優 「 もうｹﾞﾎｯ､､､お昼かぁ・・・」



香 「 吐き気はもう大丈夫そう？
お昼、置いてあるけど、無理して食べなくてもいいよ。」



優 「 ごめん・・・食べられるだけにするね､､､」



香 「 全然いいよ。気にしないでそうして。」



ちゃんと栄養面も考えられてて、用意してくれてて、
その大切さを医師として知ってるからこそ申し訳ない。



香 「 吐き気は？他に不調はない？」



優 「 うん・・・なんかね､､､ごめん、ストレスで､､､」



香 「 何かあった？私で良ければ聞くよ。」



優 「 ちょっと電話で薬の話をしてて・・・ｹﾞﾎｯ､､､
やっぱダメだね､､､飲めない物の話って・・・(苦笑)」



香 「 そんな話するから・・・(苦笑)
身体に響くんだから避けれるなら避けな、って、
陽菜だって言ってるんじゃないの？」



優 「 そうなんだけど・・・そうもいかないじゃん､､､？」



香 「 医師だしねぇ・・・(苦笑)」



優 「 復帰しよう、って考えてるのに、ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､
こんなメンタル弱ってちゃ､､､はぁあ・・・(苦笑)」



香 「 事が事だから急ぐことないよ。
ゆっくり日常に戻していくようにしな。
じゃないとすぐ疲れちゃう。」



全くその通りだけどね・・・(苦笑)
前の方が薬耐性が付いてた気がするなぁ､､､



香 「 頭は痛くならなかった？」



優 「 そこまでの考え事はしてないから・・・」



香 「 なら良かった。」



優 「 これで、退院、延期とか・・・やめて｡｡｡」



香 「 しないって。(笑)
心配は心配だけどもう手続き進めちゃってるし。」



優 「 ・・・ありがと｡｡｡(笑)」



香 「 だからせめて今日いっぱいは、
ベッドの上で休む事だけ考えてゆっくりして？(微笑み)」



優 「 うん､､､(微笑み)」



香 「 じゃ、仕事に戻るね。
何かあったら迷わず呼んでくれていいから。(微笑み)」



とはいえ忙しくてナースコールなんて来ないで､､､
って思うのが本音だろうから手は掛けさせたくないな。

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