私の姉はお医者さんPart53

夜中のリビング ページ5

陽菜side



まさか私が人生の中で過呼吸になるなんて・・・
あんなに泣いたのも初めてで自分が信じられない。



陽 「 はぁ・・・っ､､､ふぅ・・・はぁー・・・」



麻 「 まだ苦しいだろうし怠いだろうから、
水分を適度に取りつつ少し横になってな。」



陽 「 ・・・・・・ぅん・・・まりちゃ、ごめん､､､」



麻 「 陽菜がこんなになるなんて稀だし、
たまにはこんな日があったっていいじゃない。(笑)」



陽 「 ・・・(苦笑)」



麻 「 なんてね｡｡｡(笑)
病んで良い事なんて1つもないんだから。」



陽 「 でも・・・なんか､､､もぅ、わかんなくって､､､」



麻 「 だから。休もうって言ったの。
時間も、優子も、私たちも、逃げないから。」



優子をもうこれ以上苦しめたくない。出来ればもう二度と。
だから、優子の為を思うともう時間はない。



麻 「 お風呂はどうする？やめておく？」



陽 「 うん・・・めんどくさくなっちゃった､､､」



麻 「 ふざけるな、って感じだけど、
それがいつもの陽菜らしくていいじゃん。(微笑み)」



陽 「 ・・・・・・(笑)
まりちゃん、入ってきていいよ。ありがとう｡｡｡」



麻 「 もう大丈夫？」



陽 「 うん・・・多分。それに､､､明日香も居るし。」



明 「 ・・・あ、うん。(汗)」



麻 「 入ってくるね。」



明 「 行ってらっしゃい。・・・はるちゃん。」



陽 「 ・・・んー､､､？」



明 「 はるちゃんて、
ゆうちゃんが居るからお医者さんになったの？」



陽 「 ・・・どうだったかなぁ・・・」



優子の為。優子を守りたいから。間違いない。
けど、それもいま考えたら変な正義感か自己満なのかも。



明 「 ・・・誰か、本気で助けたい。って、
そう思ったら体が勝手に動いてた・・・？」



陽 「 ・・・優子が、由紀が特別なように、
私もそういう感じなのかなぁ・・・(苦笑)」



明 「 お姉ちゃんたち、凄いね・・・」



陽 「 私は優子と比べたら全然､､､
何も出来てないし何も変えられてない。」



明 「 はるちゃん、かっこいいよ。」



陽 「 ・・・妹って、何にも変えられないくらい愛しい。
可愛くて、儚くて、ちっちゃくて､､､守りたい。って、
錯覚なのかなー・・・不思議だよ｡｡｡」



何かあったって全部私が被ってあげる。
絶対に泣かせるもんか。って、1歳しか違わないのに､､､

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