私の姉はお医者さんPart53

怒り ページ18

陽菜side



破って捨てられてた紙を詳しく見てみたら、
分かりやすく大島優子様の文字と、
担当医には私の名前が記されてた。



陽 「 これ、何の紙たちだかわかるよね？」



優 「 ・・・わかんないﾊｧ､､､」



陽 「 見覚えあると思うんだけど。」



優 「 ・・・・・・・なぃ､､､」



陽 「 これ、間違いなく私が優子に出した診断書たち。
しかも、昨日の夕方に渡したやつ。」



優 「 ・・・・・・・ちがぅ､､､」



陽 「 違くない。」



優 「 ・・・・ﾊｧ､､､ﾊｧにてるだけ、だよﾊｧ､､､」



陽 「 私が優子に渡す前に隅々まで確認したし、
入念に用意した物だから内容は鮮明に覚えてるの。」



知らない、分からない、記憶にない。
で誤魔化してやり過ごすつもりなのかな､､､



陽 「 私、昨日これを渡した時に言ったよね？
大事だし需要な物たちだよ。って。聞いてたよね？」



優 「 ・・・・・・ゎかんなぃ､､､」



陽 「 そうやって誤魔化すの？」



優 「 ちがぅ､､､ﾊｧほんとに、しらなぃ､､､」



陽 「 そんな嘘、通用する訳ないでしょ。」



優 「 ・・・・・ぅけと、て、ﾊｧなぃ､､､」



陽 「 話もしたしオーバーテーブルに置いた。
ちゃんと聞いてくれなかったのは優子の方でしょっ。」



優 「 ・・・っっ､､､(汗)」



陽 「 優子も医師でしょっ。
こんな事、して良いとでも思ってるのっ。」



優 「 ﾋﾞｸｯ)､､､」



陽 「 こんなことして私が気づかないとでも思った？
私が怒らないとでも思ったの？現実逃避して楽しい？」



シラを切って何も言わない優子。
反省の色も見えないし悪気もなさそうだし、
罪悪感もなくやってそうだから怒りしか込み上げてこない。



陽 「 優子、私をバカにしてるんだね・・・
見損なった。優子がそんな人だとは思わなかった。」



優 「 ・・・・・して、なぃ､､､」



陽 「 してるでしょっ。
何も思ってないから悪びれもなく、
こんな事が出来るんでしょっ。(怒)」



優 「 ・・・・・そんな、ﾊｧじゃなくて､､､」



陽 「 確かに勝手に検査をやったのは悪かったよ。
だからってこんな事して何になるっていうのっ。」



優 「 ・・・・・ちがぅﾊｧはるちゃ､､､ゎかんないの､､､」



陽 「 バカなこと言わないでっ。
こんなに真剣に優子のことを考えてる私がアホみたいっ。」



悔しい、悲しい、虚しい・・・
優子がやったって事もそこに感情がない事も全部が辛い。

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