投薬4 ページ29
優子side
ルートと輸液パックが接続されて薬が体内に・・・
ステロイドも強いのに替えられて腕が更に点滴だらけ。
怖さと緊張のあまり呼吸も脈も速くなっちゃう､､､(汗)
優 「 ・・・・・ｯｸ､､､ｽｩ・・・ｯｸ、ｽｩ・・・(汗)」
麻 「 使ったもの、片付けてくるね。｣
陽 「 うん、ありがとう。」
み 「 ゆうちゃん、おでこのタオル、交換するね。」
優 「 ん､､､(ｺｸﾝ)」
み 「 ・・・・・はい。(微笑み)」
優 「 ・・・・・・っ､､､」
み 「 冷たいかー､､､冷たっ、って顔もカワイイなぁ、(笑)」
ただビクッとして顔を顰めただけじゃん､､､
しかも今の私は顔色も悪いだろうし汗もかいてるし、
お世辞にもカワイイと言える要素なんてない｡｡｡
陽 「 みなみ、もう少し居てくれるよね？」
み 「 い、るけど､､､(汗)」
陽 「 少し、他の先生とお話してくるね。」
み 「 あ、うん､､､(汗)」
優 「 ・・・っ(ぇ､､､)？」
陽 「 大丈夫、すぐ戻ってくるね。(微笑み)」
優 「 ｯｸ､､､ｯｸ・・・ｽｩ､､､ｯｸ、ｽｩ・・・(汗)」
陽 「 ・・・おっと､､､(驚)」
み 「 ゆうちゃんっ､､､！」
陽 「 ごめんごめんっ､､､怖いね。ごめんね､､､(汗)
大丈夫、だいじょうぶだよ・・・大丈夫だからね｡｡｡
ゆーっくり、スーハーしてみよう？(撫)」
優 「 ・・・っ､､､ｽｩ､､､ｯｸ・・・っ、っっ､､､(汗)」
陽 「 大丈夫ーっ。一緒に、スー・・・ハー・・・(撫)」
私の肩に手を添えて胸辺りにもう片方の手をそっと当てて、
一定のリズムで優しくトントンしてくれるはるちゃん。
そうしてくれたとしても大丈夫って思えるわけないじゃん､､､
優 「 っ､､､ｯｸ・・・っ､､､(泣)」
陽 「 ごめんね・・・怖いね・・・(撫)」
み 「 ゆぅちゃん､､､(ｳﾙ)」
陽 「 ごめんごめん・・・(汗)」
優 「 ｯｸ､､､っ、っっ・・・(泣)」
陽 「 ゆうこ・・・んー､､､怖いね、怖いよね・・・(撫)」
優 「 ｯｸ・・・ｯｸ､､､(ｺｸﾝ)」
陽 「 ごめんね、本当にごめん・・・
優子はずっといっぱい、頑張ってるのにね・・・
私は優子を怖がらせてばっかりで、無力でごめんね｡｡｡(撫)」
はるちゃんがこれ以上ないくらい私のことを考えてくれて、
思ってくれてるのはわかってる。
わかってるけど・・・恐怖で涙と震えが止まらない､､､
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作者名：優菜 | 作成日時：2021年10月17日 20時
