投薬2 ページ27
優子side
禁忌薬と分かってて点滴で薬を投与するなんて怖くて・・・
怖くて怖くて仕方なくて、気持ち悪いって嘘をついた。
麻 「 早く検査してそっちの治療をしないと。
検査室とかに連絡してくる。少し待ってて。(汗)」
陽 「 ごめん、よろしく。(汗)」
み 「 ゆうちゃんっ､､､ほんと、なんだよね､､､？」
優 「 ・・・(汗)」
み 「 本当に、気持ち悪いんだよね､､､???」
優 「 ・・・(汗)」
み 「 ウソ、じゃないでしょ???」
陽 「 ちょっと待ってみなみ､､､どういうこと???」
み 「 優子、本当に気持ち悪いなら顔が白くなるし、
手だってもっと血色が悪くなる気がする｡｡｡」
陽 「 優子が、嘘ついてるって言いたいの？」
双子のみなみに今まで隠し事を隠し通せた覚えはない。
今回も、もしかして､､､気付かれてる・・・？
み 「 優子。お薬入れるのが怖くて、
もし反応が出たら怖くて、もう苦しみたくなくて､､､
わざと気持ち悪いって、嘘ついてるんじゃないの？」
優 「 っ､､､(汗)」
み 「 違う？」
優 「 ・・・(ｳﾙ)」
陽 「 優子、そうなの???嫌で、嘘ついたの???」
優 「 ・・・(ご、め､､､)」
陽 「 うん？なに？」
優 「 っ､､､(ご、め､､､さぃ)・・・(ｳﾙ)」
陽 「 ・・・ご、めん､､､???」
優 「 ・・・(ｺｸﾝ)」
陽 「 嘘ついたってこと､､､???」
優 「 ・・・(ｺｸﾝ)」
陽 「 はぁ､､､(ﾎｯ)」
優 「 ・・・???(汗)」
なに、なんの溜め息・・・怖いんだけど､､､(汗)
もしかして、嘘なんかついちゃったから怒らせちゃった､､､？
陽 「 ・・・はぁ､､､良かった､､､(ﾎｯ)」
優 「 ・・・？(驚)」
陽 「 嘘で良かった｡｡｡(微笑み)」
優 「 ・・・(驚)」
陽 「 ふふ､､､気持ち悪くなくて良かった。(微笑み)」
優 「 っ､､､」
陽 「 もし脳とか内臓に影響が出てての吐き気だとしたら､､､
そう思ったら心臓飛び出るくらい怖かったんだから､､､(笑)」
み 「 やっぱウソか､､､見抜けてよかった､､､(笑)」
陽 「 本当は、気持ち悪くないんだよね???」
優 「 ・・・(ｺｸﾝ)」
陽 「 はぁー､､､(ﾎｯ)」
み 「 よかった｡｡｡」
陽 「 ほんとに｡｡｡(苦笑)」
嘘なんかついちゃダメっていつも妹に言ってるのに、
そんな私がしょうもない嘘をついちゃってごめんなさい､､､
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作者名：優菜 | 作成日時：2021年10月17日 20時
