姉の存在 ページ17
優子side
味方で心身の支えのはるちゃんからの酷い裏切り。
怖くて恐くてたまらなかったけど夢だったのか、
起きたらはるちゃんが優しい眼差しで傍に居てくれた。
優 「 ・・・・・・・・・っ､､､(ﾎｯ)」
陽 「 ごめんね・・・怖い夢見ちゃうね・・・(撫)」
優 「 ・・・・・・・・っ､､､」
陽 「 本当に、不安な思いいっぱいさせちゃって、
そのうえ1人きりで倒れさせちゃって､､､ごめんね｡｡｡(撫)」
優 「 ・・・・・・・っっ､､､(ｳﾙ)」
陽 「 優子はずっと私を信じて待っててくれてたのにね､､､
私、何も考えてあげられてなかった・・・」
姉としても、医師としても、失格だよね・・・
って言葉を洩らしたはるちゃん。
家で1人ではるちゃんの帰りを待ってて倒れて・・・
あのときは本当にこの世の終わりかと思った｡｡｡
陽 「 しかもね・・・ゆうこ。」
優 「 ・・・・・・？」
陽 「 重篤な状態の優子を目の前にして竦んじゃって､､､
私、何していいか分からなくなっちゃって・・・
佐江ちゃんとかココの救命医さんは凄いね、冷静だよね｡｡｡」
優 「 ・・・・・・・」
陽 「 私、もっと勉強するね・・・
守れるように、疾患だって治せるように・・・」
優 「 ・・・・・・・・っっ､､､」
陽 「 ・・・・・・そうだよね｡｡｡
私の言葉なんて信じられないよね・・・」
優 「 ・・・・・・・・(ううん)」
陽 「 無理しなくていいよ｡｡｡(笑)
信じられなくさせるようなことをしたのは事実だもん。」
いつだって必死になって私の事を考えてくれて看てくれて､､､
なのに私は今回の事だけでもう信じられないなんて言って、
はるちゃんを見捨てるような態度取ったのに・・・
優 「 ・・・っ・・・っ、っ､､､」
陽 「 うん？」
優 「 (・・・ぁ、たし・・・ひど､､､こと・・・のに､､､)」
陽 「 ・・・(笑)」
優 「 っ､､､？(汗)」
陽 「 酷いことなんて､､､(笑)」
優 「 ､､､(汗)」
陽 「 私から顔を背けたこと？(笑)」
優 「 ・・・(ｺｸﾝ)」
陽 「 そうしたくもなる。信じられないのが普通。(微笑み)」
優 「 ・・・っ､､､」
陽 「 どれだけ優子に目障りで面倒くさいって思われたって、
これからもずっと私が着いてるから覚悟しといてね。(笑)」
自虐っぽく、イタズラっぽく笑うはるちゃん。
おねぇちゃんの器と存在が大きすぎる｡｡｡
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作者名：優菜 | 作成日時：2021年10月17日 20時
