私の姉はお医者さんPart42 (ページ7)

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緊急事態！2 ページ7

陽菜side

ほぼ自発呼吸も換気も出来てない優子に、
ごめん､､､って謝りながら気管挿管をした。

陽「ごめん優子・・・
血ガス、血算、生化採りましょうっ。」

佐「輸液急速投与してっ。PaO2 20Torr、
低酸素血症で炭酸ガスナルコーシス併発ですっ。」

先1 「薬剤投与しますっ。」

佐「こっちも投与しちゃうっ。
・・・全部、急速投与しちゃうよ。」

陽「あっ、NSAIDs不耐症患者ですっ。
・・・うんっ、佐江ちゃんよろしくっ。」

先1 「分かりましたっ。(汗)」

佐「はいよー、おっけい。」

陽「ステロイド先に入れて造影剤打ちましょうっ。
胸部レントゲンとCT室に連絡お願いしますっ。
胸部と頭部のCT撮って波形も調べますっ。」

先2 「連絡しますっ。」

陽「エコーの準備もお願いしますっ。」

先3 「はいっ。」

とはいえ体温42℃をどうにかしないと・・・
こんなの絶対に全身激痛だし痛みも取ってあげたい。
でもだからといって解熱鎮痛剤なんて打てないし､､､

陽「あーーーっ、もぅっ､､､！(ｲﾗｯ)」

先1 「先生落ち着いてくださいっ。」

陽「落ち着いてったってそんなっ､､､！
だって、優子が､､､身体の弱い優子が､､､(震)」

佐「陽菜落ち着けっ。
エコーやっちゃうよー・・・・・・・」

先1 「血液、検査回しましたっ。
・・・エコー手伝います。」

佐「お願いします。」

先2 「レントゲン結果でましたっ。
CT室ももう入れますっ。」

佐「陽菜ーっ、レントゲン見てーっ。」

陽「あ・・・うん・・・(汗)」

先3 「・・・・・・あーこれ酷いねぇ､､､(汗)」

陽「うそ､､､右肺、3分の1が鈍化してる､､､(驚)」

優子の肺を写した画像を見てみたら、
予想以上の範囲が鈍化して白くなってた・・・

先3 「左も怪しいなぁ・・・胸水だな。」

陽「胸水・・・(驚)」

佐「・・・・・・エコーしても間違いないっ。
これは胸水だね、胸腔穿刺しましょう。(汗)」

先3 「よしやろうっ。CTと血算結果も急いでー。
早く確定だして薬剤静注しないと後ないよー。」

陽「そんな・・・(震)」

佐「ついでに陽菜っ、
この肺、胸水どころで終わらないからっ。(汗)」

陽「え､､､(驚)」

自分が率先して処置して治療しなきゃいけないのに、
目の前の光景に戸惑っちゃって何も出来ない､､､(震)