ICU ページ44
陽菜side
バイタルもなんら変わらず危険な状態に変わりはないけど、
今日の検査結果で胸膜と脳の炎症がほんの少し和らいでた。
陽 「 優子、一緒に頑張ろうね・・・(撫)」
優 「 ・・・・・・・・・・・・」
陽 「 あとは呼吸数と換気回数と換気量が、
少しづつでも増えてきてくれれば・・・ううん。
無理しなくていいよ、優子のペースでいいからね。(撫)」
優 「 ・・・・・・・・・・・・・」
陽 「 点滴たち終わりそう・・・交換しよっか。
・・・あ、もう時間経つし点滴全部挿しなおそっか。(撫)」
ずっとサーフローを留置しておく訳にもいかないし、
2本も点滴を挿し直すのは可哀想だけど衛生上仕方ない。
陽 「 全部用意してくるから少し待っててね。(撫)」
──ガラガラ、、、
陽 「 わっ、みなみ。(驚)」
み 「 おはよう・・・優子、どう?」
陽 「 変わらずかな・・・ってみなみ、仕事は???」
み 「 もうお昼休憩の時間だもん。」
陽 「 あ、そっか、、、みなみ少し居てくれるよね?」
み 「 うん、、、」
陽 「 少しだけ優子のことよろしくね。
換えの点滴セット持ってきちゃう。」
み 「 あ、わかった。
・・・・・・・ん???ね、はるちゃん。」
陽 「 うんー?」
み 「 ゆうちゃんの挿管、痰吸入してもいい?」
陽 「 え、詰まってる?(汗)」
み 「 まだ大丈夫そうだけど、少し嫌な音する、、、(汗)」
陽 「 ごめん、みなみ。頼んでもいい?」
み 「 うん、やっとく。」
さすがはその手の専門医、心強い。
痰が溜まってからじゃ危険極まりないし助かる。。。
〜5分後〜
陽 「 みなみー、吸入できたー?」
み 「 したよ。おかえり。」
陽 「 汗かいてるよね?」
み 「 うん、かなり・・・体温、全然下がってないし。」
陽 「 体拭いて着替えさせちゃおう。
点滴も1回全部挿し直すつもりだし。」
み 「 固定用の顔のテープも貼り変える?」
陽 「 うん、全部交換しちゃう。
体の向きとかも1回動かしてあげたいし。」
み 「 1人じゃ大変でしょ、手伝う。」
陽 「 回路、切断したり閉塞させたりしないようにね。
・・・他は一旦外しても大丈夫。」
み 「 りょうかい。」
一瞬ならモニター観察出来なくても問題はないし。
挿管は抜けないけどそれ以外は一旦リセットして、
体をスッキリさせてあげたい。
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
🥕 - 毎日読まさせてもらってます!リクエストを書いていただいている途中で申し訳ないのですが、優子が精神的に不安定になってしまうお話も読んでみたいです!お願いします! (2021年9月29日 22時) (レス) id: c6135c59d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優菜 | 作成日時:2021年9月15日 19時