私の姉はお医者さんPart42 (ページ27)

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朝の病室ページ27

由紀side

夜だって全然寝れなかったし、
朝ごはんだってちっともお腹が空かない。

ゆ「朝ごはんもう少し食べようよ〜っ。」

由「むり。」

ゆ「なんでよ〜っ､､､
せめてっ、せめてスープとオレンジは食べてーっ。」

由「今、検温してるから動けない。」

ゆ「もーっ､､､(苦笑)」

由「はぁ､､､」

ゆ「ため息をつきたいのはこっちだよ､､､(苦笑)
・・・由紀ちゃん、具合悪くはないよね？」

由「具合悪かったとして、言うと思う？」

ゆ「もーっ､､､！」

由「ご飯、もう喉通んないもん。」

ゆ「昨日までは食べてくれてたじゃん。」

由「今日はむり。まっずい。」

ゆ「今までと変わらないと思うんだけど､､､(苦笑)」

ご飯の味自体はそりゃあ変わってないだろうけど、
感じ方的に全くもって違う。

──ピピピピッ､､､

由「・・・はい。ゆかちゃん。」

ゆ「お、ありがとう〜。
・・・36.4℃ってことは熱ないねー。」

由「まぁね。」

ゆ「気持ち悪い？」

由「気分は良くない。」

ゆ「紛らわしいことを､､､(汗)」

由「とにかくっ､､､！
体調は問題ないからもう行っていいってっ。」

ゆ「でも､､､
由紀ちゃんが何か隠してるかもしれないし。」

由「隠さないってばっ。」

ゆ「そう？」

由「ほらバイバイっ。
看護師さんだって忙しいんでしょっ。」

ゆ「んー､､､じゃあ、またね。(苦笑)
具合悪くなったら教えてね。」

由「分かってるって､､､(呆)」

手でしっしっ､､､ってやってたら、
後ろ髪ひかれたように出てったゆかちゃん。

由「ひま・・・あーちゃんー・・・」

由紀《あーちゃんひまー。おはよー。》

〜数分後〜

由「返信来ないし・・・」

〜3分後〜

由「はぁもぅ・・・勉強でもしよ・・・
この前は確かここら辺まで・・・・・・・」

──パラパラパラ・・・

由「・・・・・ぁ､､､ゆうちゃんの字・・・」

──パラッ・・・

由「・・・ここもだ・・・ここも・・・
・・・・・・・・・これも・・・・・・
こんなにゆうちゃん教えてくれてたんだ・・・(驚)」

ノートのどこを見返してもゆうちゃんの解説付き。
自分のなのにほぼゆうちゃんの字で埋まってる。
・・・当たり前過ぎて気にとめた事なかった､､､