私の姉はお医者さんPart42 (ページ12)

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病状説明3 ページ12

みなみside

診断名とかなんとか名とか・・・
大した医師じゃない私にはもうちんぷんかんぷん。

み「ゆうちゃんは、その・・・大丈夫なの？」

陽「あの状態見て、大丈夫だと思える？」

み「っ・・・(ｳﾙ)」

陽「今はラインを2本取って、
4種類の点滴を静脈内投与して、補液も入れてる。」

麻「ステロイドも入れてるの？」

陽「造影剤打ったから。
あと、解熱鎮痛剤は打てないし・・・」

み「だから腕に2本も点滴ささってたの???
可哀想すぎる・・・1本でも痛いし苦痛なのにっ。」

陽「混ぜられない薬同士だから仕方ないの。
優子の命を守るためにはこの方法しかないの。」

み「他にもいっぱい管ささってたじゃんっ！
数え切れないくらいっ！腕にも鼻にも口にも！
点滴だけじゃなくて全身管だらけじゃん！」

ほんと、信じられないくらい・・・
あの小さな体が管と機械に覆われてた・・・

陽「私だってしたくてしたんじゃないよっ。
でもっ、優子の命を紡ぐにはあれしかないのっ。
今やってる医療行為を1つでも止めたらっ､､､
優子、死んじゃうんだからっ・・・！」

み「ぅっ､､､ｯｸ､､､ｯｸ・・・
ゆ、ちゃん､､､も、死んじゃうの・・・？」

陽「殺さないよっ。
そうならないように今も優子は頑張ってるのっ。」

麻「口って・・・気管挿管したの???」

陽「ビオー呼吸を繰り返してて、
自発呼吸も換気もほぼ出来てない状態だったし、
舌根沈下しちゃってたから致し方なく・・・」

み「ゆうちゃん､､､いつになったら起きるの､､､
いつ、また､､､お話できるの・・・？」

陽「まずは容態が安定してきてくれないと､､､
身体がある程度回復してきてくれるまではまだ､､､」

そんな・・・それっていつ・・・？
ゆうちゃん、もうずっと、あのままなの・・・？

麻「胸腔穿刺したんだ・・・」

陽「右肺の胸水の量がかなり多くて､､､
熱も痛みも伴ってたはずだから｡｡｡」

麻「そういえば優子、胸とか肺とか背中とか、
深呼吸も出来ないくらい激痛って言ってた､､､」

陽「ねぇ､､､その話、私、知らないんだけど。」

麻「昨晩のことだったから。」

陽「その時教えてよ！咳1つで激痛なんてっ、
普通の風邪じゃまず起こらない異常事態じゃん！」

はるちゃんがガタンッて音を立てて机に手をついた。
こんなに怒ってるの、初めてかも、