私の姉はお医者さんPart42 (ページ36)

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夜のリビングページ36

麻里子side

仕事を中々切り上げられなかったのと、
優子に会ってきたのもあって帰宅が遅くなっちゃった。

麻「ごめん、遅くなった､､､」

み「仕事忙しい？」

麻「そこそこね。あと、優子に会ってきた。」

み「ゆうちゃん、まだ起きない？」

麻「まだ厳しい状態って・・・陽菜が。」

み「何日待てばいいの､､､(ｳﾙ)」

麻「ずっと気が抜けないしまだ危険って言ってた。
熱も全然下がってくれないみたい・・・」

み「そんな､､､(汗)」

麻「解熱剤入れるか真剣に悩んでるって。
私は怖いし反対したんだけど、みなみはどう思う？」

み「えっ､､､(汗)」

麻「ステロイド打つにしても点滴の量増えるし、
新しくラインも取らないといけないし・・・」

既に2本の血管にラインを取ってるのに、
更に増やすとなると3本も点滴針を挿すことになるし、
いくら意識がない状態とはいえ可哀想でならない｡｡｡

み「ステロイド打てば、過敏反応は出ない???」

麻「それはやってみないと分からないって。」

み「はるちゃんが言ったの???」

麻「今の優子はかなり身体が弱ってて敏感になってるから、
たとえステロイドを打っても蕁麻疹は出るかもって。」

み「そしたら、辛いよね､､､」

麻「可能性は低いけど心肺機能が更に落ちたり、
熱が上がる反応が出る可能性も否定出来ないらしい。」

み「そんな､､､(ｳﾙ)」

麻「普通ならステロイドを打てば大丈夫だったり、
アセトアミノフェンで使用量を守れば使えたりするけど、
優子の場合はアレルギーが重いんだって。」

その危険性があるって聞かされて、
解熱剤を入れてって安易に言えるわけがない。

み「でも､､､解熱剤使わないと、熱、下がらなくて、
優子の身体をラクにさせてあげる事は出来ないんだよね？」

麻「炎症が減ってくれば熱も下がってくるだろうけど、
それを待ってたら熱のせいで他に影響が出るかもって。」

み「今、体温って､､､」

麻「私が会ってきた時は42.0℃だったかな､､､」

み「ちっとも下がってない､､､(震)」

麻「さすがにもう32時間も42℃台だからね､､､」

み「死んじゃうのかな､､､このまま､､､(震)」

やめてよ、縁起でもないことを言わないで､､､
しっかりしなきゃいけない長女の私ですら、
不安と恐怖で手の震えが止まらないんだから､､､