私の姉はお医者さんPart41

リビング ページ47

麻里子side



帰ってきた優子は咳の回数も多くて顔色も悪い。
ソファに横になるってよりも、
脱力して倒れ込んでる、に近い気もする。



優 「 ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ､､､！(汗)」



麻 「 診察するよ、体温計も挟むね。」



優 「 ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ・・・はぁ・・・(ｺｸﾝ)」



み 「 ゆうちゃん､､､(ｳﾙ)」



麻 「 聴診するね・・・・・・・・・」



優 「 ｽｩ・・・ﾊｰ・・・っっ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､！」



み 「 咳止まらないじゃん､､､
なんでそこまで無理してんのよ､､､(ｳﾙ)」



麻 「 ・・・・・・・・・・・・ねぇ優子。」



優 「 ・・・？」



麻 「 胸に違和感ないの???
かなり大きい複雑音が聴こえるんだけど。」



昨日聴診した時よりも、
確実に病気か炎症のある音になってる。



優 「 ・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､うぅっ､､､(汗)」



麻 「 胸、痛むんじゃない？
胸以外に背中とかも痛かったりしない？」



優 「 ・・・い、たい､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､！」



麻 「 いつから？いつから痛いの？」



優 「 ｹﾞﾎｯ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､！ご、ご、くらい､､､」



麻 「 早く言ってよ､､､(呆)」



優 「 ぅっ､､､っっ・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､」



み 「 ゆうちゃん、可哀想・・・(撫)
なんで、こんなに悪くなっちゃうの､､､(震)」



優 「 ず、と､､､苦し・・・胸、痛い､､､っ､､､
ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､つらぃ・・・ぜんぶ、いたいっ､､､」



麻 「 優子、深呼吸は出来る???」



優 「 ・・・むり､､､(汗)」



無理って・・・
大きく息を吸い込めないくらい痛いってこと､､､？



麻 「 なんで早く言わないのっ。
あんたの身体は普通とは違うのっ。
風邪だって甘くみてたら簡単に重症化するのっ。」



優 「 ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､！うぅ､､､ﾊｧﾊｧ・・・」



麻 「 辛くなってからじゃ大変なんだよ・・・」



み 「 飲み物とか飲めそう？お腹は？空く？」



優 「 なんも、いらない・・・」



麻 「 食欲もないか・・・」



み 「 そういえば、体温は？」



麻 「 あ、そうだ・・・鳴った？」



み 「 気がするような、しないような・・・(汗)」



麻 「 うーん・・・36.8℃・・・？」



息苦しさも胸痛も背痛も全身痛も訴えてるのに、
熱がないのはどういうこと・・・？

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