私の姉はお医者さんPart38 (ページ32)

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電話ページ32

麻里子side

りのりえと由紀と明日香だけの、
いつもより少し寂しい夜ご飯。

由「ゆうちゃん、またお仕事忙しいの？」

麻「そうみたいだよ。」

由「全然ゆうちゃんに会えないじゃん。」

麻「少し我慢だね。」

由「もぉー・・・」

明「でも、泣いたり喚いたりしなくなっただけ、
由紀も成長してるよね。」

麻「そうだね｡｡｡(笑)」

明「昔はゆうちゃん居ないだけでピーピー泣いて、
それはそれは大変だったんだから。」

麻「可愛かったけどね。(笑)」

由「・・・(汗)
ないたって、かえってくるわけじゃないし､､､(ﾎﾞｿ)」

麻「そりゃそうだ。(笑)」

明「みなみちゃん、まだ帰って来れないの？」

麻「明日くらいには帰って来れると思うよ。」

今日優子と話した時に、
そんな会話になった気がする。

由「はるちゃんは当直だっけ？」

麻「うん。」

──プルルルル､､､

麻「あ、電話・・・(汗)
ちょっと出てくるね。」

明「あ、うん。
食べ終わったら片付けとくね。」

麻「ごめん明日香、よろしくね。」

明「はーい。」

〜廊下〜

麻「もしもし・・・優子???」

優「あっ、まりちゃん。」

麻「どうしたの？」

優「今救命がごった返してて､､､(汗)
あっ、次ストレッチャーの方お願いしますっ。」

麻「・・・ふっ、大混雑だね､､､(苦笑)
わかったからもう優子は仕事に戻りな。(微笑み)」

優「・・・あ、ごめん､､､えっ???(驚)」

麻「救命の方に呼ばれて、
忙しくて帰って来れそうにないんでしょ？」

優「あ、うん､､､廊下でトリアージもしてて､､､(汗)
ごめん、ほんとに帰れないと思う､､､」

麻「わかったよ。けど優子？
ずっと初療室に入り浸るのはやめなよ？」

優「でも、そうなりそう､､､(汗)
爆発で救出された患者さんが絶えそうになくて､､､」

麻「それじゃあきっと身体が持たないよ｡｡｡
あんまりやり過ぎないこと。いいね？」

優「うん・・・なるべく気をつける。(汗)」

麻「じゃあね。わざわざ連絡くれてありがとう。」

優「ううん、ごめん､､､(汗)」

麻「わかったよ。(微笑み)」

電話の向こうから慌ただしい声たちが聞こえるし、
優子も切羽詰まってそうだから早めに電話を切った。