ナースステーション2 ページ44
ともーみside
里英ちゃんの叫びと泣き声が激しくて、
思わず優子に声をかけちゃった。
優 「 嘔吐繰り返しちゃってるし、
何も飲み食い出来てないし点滴しちゃおうかな､､､」
と 「 心因性嘔吐症でしょ???
里英ちゃんまだ子どもだしそれが安牌じゃない？」
優 「 だよね､､､(汗)」
由 「 里英に点滴するなら私逃げる。」
と 「 なんで由紀ちゃんが逃げるのっ。(笑)」
由 「 里英の叫びが凄そうだから。」
と 「 耳塞げばいいんじゃない？」
由 「 それは里英に失礼だもん。」
と 「 どっちでも失礼だと思うよ､､､(苦笑)」
由 「 逃げるって言っても、
麻友たちの病室に行くだけだもん。」
と 「 ところで由紀ちゃんはなんで来たの？」
里英ちゃんの面倒を優子が見るのは分かるけど、
今日は平日なのになんで由紀ちゃんも居るのかな｡｡｡
由 「 なんでもない。」
と 「 ねぇー優子ー？
なんで由紀ちゃんも来てるのー???」
由 「 ギヤァァァァ､､､！
なんでゆうちゃんに振ってんの！(汗)」
優 「 足の打撲が気になるんだって。
そうでしょ？・・・よしっ、点滴しちゃおう。」
と 「 あ、準備終わったの？」
優 「 うんっ♪
由紀は麻友ちゃんの病室に行くの？」
由 「 ﾋﾞｸｯ)え！聞いてたの､､､!?」
優 「 逃げるとか逃げじゃないとか耳塞ぐとか、
聞きたくなくても全部聞こえるんだもん。(笑)」
と 「 地獄耳だね。」
優 「 いや、この距離に居たら誰でも聞こえるよ。」
と 「 確かに､､､(苦笑)」
私たちと優子との距離はせいぜい2mだったし、
聞こえなかったら耳に異常があるレベルかも｡｡｡
由 「 行かないよ。」
優 「 じゃあお手伝いしてくれる？」
由 「 変なことはしないよ？」
優 「 里英の説得。(笑)」
と 「 おー、助かる。」
由 「 勝手に決めないでよ！
・・・まぁ、悪くはないけど､､､」
優 「 じゃあ決まり♪
ともーみ、里英の抱っこ代わってくれる？」
と 「 いいよー。抱っこのまま挿しちゃう？」
優 「 そのつもりだけど、
動くようだったら寝かせようかな。」
と 「 分かった。里英ちゃんおいで〜。(笑)」
里 「 ﾋｯｸ､､､やぁぁぁ､､､」
と 「 抱っこするだけだよー。(笑)」
優 「 よいしょ・・・
少しだけともーみに抱っこして貰おうね〜♪」
優子から半強制的に里英ちゃんを渡された。
泣いちゃってるし若干身体も熱い。
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作者名：優菜 | 作成日時：2021年5月9日 11時
