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和室 ページ29

友美side



陽菜に言われた通り、
診察セットと紙袋を手に取った。



〜リビング〜



友 「 よし・・・」



麻 「 急にどうしたの?明日の準備?」



友 「 ううん、ちょっと和室行ってくる。」



麻 「 和室?なら私も行くよ。
誰かお風呂に入っちゃっていいよー。」



梅 「 じゃあ、入らせてもらおうかな。」



佐 「 さえも行ってもいい?」



梅 「 うんっ。」



〜和室〜



友 「 陽菜ー、持ってきたよ。何か手伝おうか?」



陽 「 友ありがとう。
あ、その紙袋に入ってる点滴、挿しちゃって?」



友 「 えっ・・・?・・・あ、これ?」



陽 「 うんそれ。わっ、まりちゃん。(驚)」



麻 「 私に驚く前に、優子どうしたのよ、、、(驚)」



優 「 ハァ、、、ハァッ・・・ま、り、ハァ、、、ちゃ、、、?」



声のする方に微かに顔を動かした優子の、
パジャマの袖を捲ってサッと腕に消毒をした。



友 「 優子ーっ、少しだけチクッとするよー。」



陽 「 まりちゃん、喉診て?」



麻 「 あ、うん、、、(汗)」



陽 「 胸の音聞くねー・・・・・・・・」



友 「 ・・・できた。挿せたよ。
・・・心音と呼吸音は問題なさそう?」



陽 「 ・・・あ、挿せた?
うん、まだ不整脈は出てないから大丈夫。」



麻 「 ねぇ陽菜、少し気道浮腫かな。」



陽 「 やっぱり、SpO2確認出来る?」



麻 「 持ってくるね。」



陽 「 友、体温計鳴ったら教えて?
優子ーっ、点滴にお薬入れるからねー・・・」



友 「 気道浮腫ってココで大丈夫なの?」



陽 「 自発呼吸は出来てるから大丈夫。
・・・よしっ、これで治まってくるはず。」



優子の上体の下に高めの枕を置いて、
少しだけ上体を上に上げた・・・



友 「 優子、もう大丈夫だって。良かった、、、(撫)」



優 「 ハァ、、、だ、じょ、ハァッ、、、ぶ、、、?」



陽 「 大丈夫だよー。(微笑み)」



友 「 ・・・体温36.5℃だから平熱かな。」



陽 「 うん、良かった良かった。(ホッ)」



麻 「 持ってきたよ、着ける?」



陽 「 うーん、、、意外と大丈夫かも。。。(笑)」



麻 「 そっか、良かった。(ホッ)」



陽 「 うん、早めに気付けたからね。
友が一緒に居てくれて良かった。(微笑み)」



友 「 ともが一緒に居れて良かった、、、(微笑み)」



優子が1人でお風呂に入ってたらと思うと・・・
まだ少し辛そうな優子の頭をそっと撫でた。

和室2→←洗面所



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作者名:優菜 | 作成日時:2021年2月21日 19時

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