病室2 ページ42
由紀side
お母さんの聴診器は信じられないくらい冷たい。
この差ってなんなんだろう・・・
母 「 ふー､､､ふー・・・」
由 「 そんなので温まるの？」
母 「 温まるわよ〜。」
由 「 ふーん｡｡｡」
母 「 そもそもね、
あなたが暖めろって言ったんじゃない。」
由 「 だって冷たすぎる。
あんなに冷たいと逆に心臓が止まりそうだよ。」
母 「 大袈裟ねー・・・
ふー・・・ふー・・・もういいかしら？」
由 「 やだ、まだ冷たそうだもん。」
ゆ 「 もう大丈夫そうだけど､､､(苦笑)」
母 「 そうよねー？」
ゆ 「 はい・・・(苦笑)」
母 「 もう温まったからいいわよね？」
由 「 お疲れ様。じゃあお帰り下さい。」
母 「 はあ？」
聴診器を温めたのは偉いと思うよ？
けどそんな事で聴診をするわけないじゃん。
由 「 お疲れ様でした。」
母 「 聴診するわよ？」
由 「 しません。」
母 「 そんなわがまま言って､､､
無理やりやるわよ。ゆかちゃんよろしくね？」
ゆ 「 あ、はい・・・(汗)
由紀ちゃんもう1回パジャマ捲るね〜。」
由 「 やぁだーーー､､､！」
母 「 ヤダじゃないっ。温めてあげたんだから、
ちゃんともしもしを受けなさいっ。」
由 「 うー､､､(汗)」
ゆ 「 一瞬だからねー。
由紀ちゃん、スー・・・ハー・・・だよ〜。(笑)」
由 「 やー・・・だー・・・！」
母 「 大きい声出さないのーっ。」
ゆ 「 由紀ちゃんお口チャックー。」
由 「 むーっ､､､」
母 「 はいおしまい。」
ゆ 「 由紀ちゃん頑張ったね〜。(笑)
・・・問題ありませんでしたか？」
母 「 お陰様で元気すぎるわ｡｡｡(笑)」
ゆ 「 ふふ、ですね｡｡｡(笑)」
ほらね。どうせ元気なんだからいいじゃん。
毎日やったってそんな変わんないって・・・
母 「 あなた、いい子にしてないと、
大好きな優子に会えないわよ〜。」
由 「 いいよ。どーせ会えないし。」
母 「 分からないじゃない。
会えるかもしれないのに。」
由 「 変な期待させないで。
そんな事言われたってなにもしないからね？」
母 「 ふーん、そうっ。
じゃあ本当に会わせてあげないからね。」
由 「 いいよーっだっ。」
母 「 わかったわ。じゃあまたね。」
由 「 しっしっ､､､」
今日も休みなゆうちゃんに会える確率なんて、
ほぼゼロに決まってるんだから・・・
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にゃん - お母さんって名前ないのですか？ (2020年12月13日 9時) (
レス) id: 11aa8a6e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年12月7日 12時
