報告 ページ47
麻里子side
着替えてリビングに戻ってきても、
優子はずっと陽菜の膝の上で抱きついてる。
陽 「 ご飯の前に報告したい事があるから、
ちょっと私の近くに集まってもらえる？」
麻 「 うん。」
み 「 わかった。」
由 「 私は？」
陽 「 うーん､､､聞きたかったら聞いてていいよ。」
由 「 う、うん｡｡｡」
麻 「 ・・・優子の事だよね､､､？」
優 「 ﾋﾞｸｯ)・・・」
陽 「 大丈夫だからねー・・・(撫)
簡潔に言うと梅ちゃんの言ってた通りだったよ。」
麻 「 そっか。」
み 「 不整脈があったってこと？」
陽 「 頻脈性不整脈っていう脈が速くなる不整脈で、
今優子に触れたら分かると思うけどかなり速い｡｡｡」
麻 「 優子、少し触らせてね・・・」
優子の手首に触れたら陽菜の言う通り速かった。
けど、普段からこんなに頻脈だったっけ・・・
み 「 ・・・速い？」
麻 「 うん・・・普段からこんなに速いっけ､､､？」
陽 「 そうそう、言い忘れてたけど、
普段の優子は元気過ぎるくらいだから問題ないよ。」
麻 「 それを先に言って・・・(苦笑)」
み 「 報告の順序がおかしい・・・(苦笑)」
陽 「 ごめんごめん｡｡｡(笑)
具合悪くなったりストレスを受けたりしたら、
洞性頻脈が顕著になってこうやって速くなるんだ。」
麻 「 なるほど｡｡｡」
み 「 速くても大丈夫なの？」
陽 「 特には問題ないんだけど、
息切れとか動悸とか自覚症状が出ると辛いだろうから
そしたら薬で症状を治める必要はあるかな。」
麻 「 その時は陽菜よろしくね。」
陽 「 任せて。(笑)
・・・ゆうちゃんもわかったかな？」
優 「 ぅん・・・はるちゃん・・・」
陽 「 大丈夫だからね・・・
ゆうちゃん、スー､､､ハーってしてみようか。(撫)」
優 「 すぅ､､､はぁ・・・」
陽 「 ストレスを軽減させてあげると、
割とすぐ落ち着いてくるから焦らない事が重要かな。
」
麻 「 焦ると優子も焦っちゃうもんね。」
み 「 多分誰よりもはるちゃんが適任だろうな。」
麻 「 陽菜と密着してると落ち着くんだろうね。
守ってくれるっていう安心感があるんだと思う。」
陽 「 何があっても守るもんっ、大丈夫っ。(笑)」
優子の背中と頭を撫でながら笑顔を浮かべる陽菜。
優子が人に甘えるって事は相当不安なんだろうな｡｡｡
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年7月3日 13時
