私の姉はお医者さんPart16

病院3 ページ25

明日香side



ゆるーく勉強会をして由紀に教えたりしてるけど、
今考えると小学生の問題は簡単過ぎる。



明 「 ・・・で、こっちがこうなるってわけ。」



由 「 そっかぁ・・・この問題は？」



明 「 24ページ読んで、全体の15分の2・・・
この本は何ページですか・・・これ分かんないの？」



由 「 文章問題好きじゃない。(苦笑)」



明 「 これは全体のページ数をxに置き換えて、
xを求める式をたてなきゃだね。」



由 「 全体が15分の15でしょ？
15分の2が24だからぁ・・・残りは15分の13・・・」



明 「 そんな原始的な考えしてたら、
いつまで経っても答え出ないよ？」



由 「 だってさぁ・・・ｹﾎｹﾎ、」



明 「 由紀大丈夫？」



由 「 ｹﾎｹﾎ・・・大丈夫だよ。」



咳出ちゃってるし大丈夫じゃないと思うんだけど。
このまま発作起きちゃったら大変だよ・・・



由 「・・・ｹﾎｹﾎｯ､､､ｹﾎｹﾎ、」



明 「 ねぇ、ナースコール押そっか？」



由 「 ダメっ、絶対に押しちゃダメっ、ｹﾎｹﾎ､､､」



明 「 でも咳出てるし。」



由 「 ｹﾎｹﾎ､､､このくらい大丈夫・・・
ｹﾎｹﾎ、エアゾールも持ってるし。」



明 「 隠したら後で怒られるよ？」



由 「 ゆうちゃん居ないからへーき。」



明 「 もし隠したら私が後で伝えとくよ。」



由 「 ｹﾎｹﾎ､､､あーちゃん〜・・・」



明 「 ごめん由紀、ちょっとトイレ行ってくる。」



由 「 え、うん・・・」



1人にするのは不安だけどエアゾールあるらしいし、
私は誰か先生を呼びに行こうかな。



〜ナースステーション〜



明 「 あっ、佐江先生ー。」



佐 「 あーちゃんっ、どーしたー？」



明 「 由紀がさっきから咳してて・・・
大丈夫って言ってるんだけど多分発作起きる。」



佐 「 えっ､､､(汗)」



明 「 ナースコール押そっか？って言ったら、
押さないでって言われたから来ちゃった。」



佐 「 病室に居るんだよね？一緒に戻ろっか。
ゆか！吸入の準備して持ってきて〜。」



ゆ 「 わかりましたっ。」



佐 「 行こっか。」



明 「 うん。」



〜病室〜



佐 「 由紀ちゃん大丈夫ー？・・・って､､､」



佐・明 「 居ない・・・(汗)」



これって逃げたって事・・・？
嘘でしょ・・・有り得ないんだけど・・・(汗)

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