緊急事態 ページ26
優子side
高速で仕事を片付けてたら昼過ぎになってた。
これから救命病棟に行かなきゃ。
〜ナースステーション〜
佐 「 今日から小児病棟に移る子のお迎えだっけ？」
優 「 うんっ。救命までお迎えに行ってくる。(笑)」
佐 「 行ってらっしゃいー。(笑)」
れ 「 行ってきます。(笑)」
〜救命病棟〜
優「 お疲れ様です。」
医1 「 あ、大島先生いい所に！手貸してっ。」
優 「 はい？」
医2 「 これから急患来るよ〜、ほら準備っ。」
優 「 じゅ、じゅんびって､､､(汗)」
れ 「 気にしないで行ってきてください。
私がお迎えに行くので大丈夫です。(笑)」
医3 「 なに突っ立ってんだー。
6歳の女の子で熱中症の疑い、大島の出番だよー。」
救命病棟に久しぶりに顔出したらこの状況って､､､
3人とも都合よく私の事を使おうとしてるでしょ｡｡｡
とりあえず言われた通り準備しますか。
優 「 すぐ運ばれて来るの？」
医1 「 今救急車でこっちに向かってるって。」
優 「 準備は？」
医2 「 初療室で準備してるから来たら運ぶよ。」
優 「 カテーテルの準備もお願いします。」
医1 「 どうするんですか？」
優 「 冷却が上手く出来なかったら、
右大腿静脈から血管内冷却カテーテルを挿入して
血液を冷却するんです。」
医3 「 準備しても誰がカテーテル入れる？」
優 「 私がやります。」
準備をして搬入口に向かったら丁度救急車が来た。
この暑さなら熱中症も無理はないよ・・・
救 「 6歳の女の子で公園で遊んでたら倒れました。
冷却しながら来ましたが体温40.3℃です。」
優 「 40.3っ？高いなぁ・・・え、りのっ､､､？(汗)｣
医1 「 名前は？」
優 「 大島莉乃6歳っ、私の妹ですっ。
小児喘息と期外収縮持ちです、急ぎましょう。」
『 妹!?』
優 「 莉乃〜、莉乃ちゃん〜大丈夫だからねー。」
？ 「 ゆうちゃん！どうしよう・・・」
優 「 明日香っ。先に初療室運んでください。
・・・明日香が救急車呼んでくれたの？」
明 「 う、ん､､､凄い戻しちゃって熱くて､､､
反応も全然なくて､､､ゆうちゃん、助けて・・・(震)」
優 「 うん、任せて。莉乃を信じてて。」
医3 「 大島！早く！」
優 「 はい！」
明日香を初療室の外で待たせて中に入った。
酸素マスクを莉乃の顔に着けてラインをとる・・・
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年6月24日 16時
