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杏 「 はぁ………なんなの、ほんと。」





疲れた、、、
あの人たちが今日からお隣さんになるなんて…

申し訳ないけど、仲良く出来る気がしない。


あの無愛想さと落ち着きのなさ……
ごめんだけど私とはまるで住む世界が違うわ。





陽 「 何やったん?
帰ってくるん遅かったやん。」





ご飯を咀嚼しながら、
心配そうに私を見つめてくるお兄ちゃん。

……うん、目がクリクリで可愛いよ。
って、そんな事考えてる場合じゃない。(汗)





杏 「 隣に引っ越してきた人が挨拶に来たの。
……西川さん?って言ったかな。」


陽 「 そなんや……
変な奴ちゃうかった?」



杏 「 もうお兄ちゃん心配しすぎっ。
大丈夫だよ♪」





お兄ちゃんの心配そうな顔を見たら、
『合わなそう』なんて言えなかった…(苦笑)

ウソでもそんな事言っちゃったら、
すぐにでも隣の家に乗り込むと思うもん。





陽 「 ならええんやけど、、、
……狙われんようにな?」



杏 「 ん?……うん、、、」





なんか、お兄ちゃんの言ってる意味が理解出来ないけど、、、

まぁ、おいおい、ね。





陽 「 あと、隣来たんやったら、
部屋のカーテンちゃんと締めるんやで。」



杏 「 あっ、そっか!そーだね!
ありがとっ、お兄ちゃん!」



陽 「 なんやお前、
そこまで頭回ってなかったん?」





うっ、、、
そのバカにしたような言い方、、、

まぁね、事実なんだよ。
事実なんだけどさ、、、(苦笑)





杏 「 あっ、そうだ!」



陽 「 なんや、うるさいなお前は。」



杏 「 お隣の長男さんがね、
柔軟剤くれたの♪使えるから良かったね♪」



陽 「 ん、そやな。
……今度お礼しといてな。」



杏 「 えっ!わ、私が!?!?」



陽 「 ほんまうるさいわ。(苦笑)
お前しかおらんやろ。」



杏 「 お、お兄ちゃんが行けばいいよ!(汗)」



陽 「 そんなに顔合わせるん嫌なん???」



杏 「 ち、違うけど、、、わ、分かったよ。。。」



陽 「 じゃっ、頼むな。」





はぁ、、、、、、なんで私が、、、
もう顔合わせるなんてゴメンだよ。。。


ホントにこれからずっとお隣さんなのかな…
それだけはやめてほしい、、、

朝→←出会い2



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作者名:優菜 | 作成日時:2018年4月22日 20時

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