朝の学校 ページ35
学校に近づいてからも、
梨央からの質問攻めは終わらず……
梨 ｢ もぅ、さっきから黙り込んじゃって…｣
黙秘を貫く私。
何を言っても跳ね返されそうで言えないよ…
梨 ｢ でもさぁ、
早めにお兄ちゃんに言った方がいいよ？
…バレてからじゃ余計言い難いでしょ？｣
杏 ｢ う、うん……｣
梨 ｢ それに家が隣なんだから、
普通以上にバレやすいんだよ？｣
杏 ｢ うん……｣
？ ｢ あっ、杏優来ちゃん。｣
杏 ｢ ……あっ、ナオくん…｣
昇降口で声をかけてきたのはナオくん。
変わらず優しい笑顔を浮かべてる。
直 ｢ 杏優来ちゃん昨日はありがとね。(笑)
美味しかったし、
春なんか凄いはしゃいでたから。(笑)｣
杏 ｢ ううん。急におじゃましてごめん…
口に合ったなら良かった。｣
『シュウもうわの空だったし』と言って廊下を歩いてってしまったナオくん…
梨 ｢ 良かったね。喜んで貰えて。(笑)｣
杏 ｢ ……えぇ！(汗)
……ぁ、…う、うんっ。｣
梨 ｢ 杏優来のその反応も可愛いなぁ。(笑)｣
杏 ｢ えっ、ちょっと梨央…(汗)｣
梨 ｢ ついに杏優来が恋かぁ。(笑)
…うわぁ楽しみっっっ。｣
こういう話にほんとに目のない梨央…
私だって、自分と恋は無縁だと思ってたのに…
梨 ｢ でも杏優来。
昨日一緒に居たのって春樹くんだけだよね?｣
杏 ｢ えっ…！…う、うんっ。(汗)｣
梨 ｢ ふーん……(黒笑)
他にも誰かしら居たんだねっ。｣
杏 ｢ い、い、いないよ!!(汗)｣
梨 ｢ あのねぇ杏優来…
ホントに私に隠せるとでも思ってるの？｣
うっ……それは。。。(汗)
こういう時梨央が親友って辛い………
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作者名：優菜 | 作成日時：2018年4月22日 20時
