放課後6 ページ29
落ち着きがなくなった春樹に苦笑しながら
家に到着。
…お兄ちゃんに言ったら面倒くさそうだから、
何も言わずにお邪魔しようかな。
春 「 待って杏優来。
もう1回聞くけど、ほんとにいいの???」
さっきからずっとこれ。(苦笑)
ここに来るまで、
もう何回この会話を繰り返したことか……
杏 「 うんっ。ホントにいいよ。」
春 「 そ、そっか……」
────ガチャっ、、、
杏 「 おじゃましますっ。」
春 「 うん……
あっ、杏優来。…キッチンそこだから。」
杏 「 うんありがとう♪
さっきから…どーしたの?」
春 「 い、いや別に……」
杏 「 ふふっ、
早くお兄ちゃんたち帰ってくるといいねっ。」
春 「 えぇっ。…やだよ……そんなんっ。」
杏 「 ふふ。(笑)」
ほんとに春樹は分かりやすい。
これはかなり可愛い弟くんだなぁ…(笑)
杏 「 ずっと突っ立ってないで、
リビングで待ってていいよっ。
…完成したらそっち持ってくから♪」
春 「 いや、俺も手伝うし。」
杏 「 大丈夫っ。
部活で疲れもあるでしょ?待っててっ。」
春 「 じゃあ……待ってる。(笑)」
ホント、可愛い。
しっかりしようとするのは、
1種のカッコつけなのかな。(笑)
────30分後、、、
────ガチャッ、、、
? 「 ただいま〜♪」
杏 「 あっ、シュウちゃんかな?
……おかえりなさいっ。」
周 「 ……ふぇっ!?あ、あ、杏優来!?!?
…ぁっ、ごめん!!!!間違えた!!(汗)」
杏 「 ふふっ。(笑)
シュウちゃん慌てすぎっ。
間違ってないよ、おかえりなさい。(笑)」
周 「 へっ???…だって……えっ???
なんで…杏優来居るの???」
杏 「 春樹の代わりにご飯作ってるの。
もう出来るから春樹と一緒に待ってて?」
周 「 えっ…春樹???
じゃあ……今日って、杏優来のご飯???」
杏 「 うん♪
シュウちゃんの口に合えば良いけど、、、」
周 「 やったぁっ、楽しみ〜。(笑)」
やっと理解がいったのか、
嬉しそうに笑ってタレ目になるシュウちゃん。
そんな素直な喜び方が春樹にそっくり。
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作者名:優菜 | 作成日時:2018年4月22日 20時