放課後2 ページ25
春樹が守ってる方のゴール裏まで来ると、
近くに置いてあるベンチに腰掛けた。
…練習中だし、
迷惑にならないようにしなきゃっ。
春 「 っっ。(笑)」
ボトルを取りながら私の事を見て、
ニタァッ無邪気に笑った春樹。
…ちょっと……どーいうつもり???(汗)
杏 「 ど、どうしたの…?(汗)」
春 「 あとちょっとだからもう少し待ってて、(笑)」
杏 「 …ぁ、…うん。」
変わらずニタァって目を細めながら笑う春樹。
あーあ、練習中なのに。。。
マネージャーに睨まれてるよ……
マネ 「 あのぉっ。
春樹くんとどういう関係なんですか?」
ほら、声かけられちゃった。
なんだか面倒くさいことになりそう…(苦笑)
杏 「 ???」
マネ 「 もしかして…お姉さんですか?」
杏 「 いや…ただのお隣さんだけど。」
マネ 「 なぁんだぁ、そっかぁっ。
…私、春樹くんの事狙ってるんですよぉっ。」
やっぱりそういう系ね。(苦笑)
まぁ春樹だってイケメンだし、
この容姿でサッカーも出来るなんて、
好きになる女の子が一人二人いても可笑しくない。
マネ 「 でもぉ……
私にはあんな無邪気に笑ってくれなくてぇ…」
杏 「 そっか……(苦笑)」
正直、そんな事私に言われても……
って思うけど間違っても言えないよね。。。
マネ 「 それでも私は本気で狙ってるんでっ。
変な事しないで下さいよっっっ?」
杏 「 するつもりないから……(苦笑)」
マネ 「 良かったぁっ。」
こんな女の子に春樹が……
なんて私からしたら大反対な女のタイプだけど
そんなの私なんかが干渉する事じゃないしね。
春 「 マネージャー。
杏優来と喋ってねーで仕事しろよっ。」
春樹はなんで私の名前を知ってるの!?
…って春樹。…怒ってる???
マネ 「 あっ、すみません春樹先輩っ!」
春 「 あ、待った。」
マネ 「 はいっ。」
春 「 俺先に帰るから。
キャプテンに伝えといて。」
マネ 「 えっ、帰っちゃうんですかぁ?
まだミーティングありますよっ。」
春 「 そんくらい知ってる。
お前が嫌なら早退にしてもいいから。」
やっぱり春樹怒ってる。
……ほんとに無愛想だし。
第一印象はあながち間違ってなかったんだ…
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作者名:優菜 | 作成日時:2018年4月22日 20時