117話ー霧隠sideー ページ48
プ「喜べリスナー！
戦いには惜しくも敗れたが、アクア・レディの再来……
いや！新たなドラゴンガールの誕生だ！」
テレビの向こうでは、プレゼントマイクの言葉に会場が盛り上がった。
そんな中、搬送されていく理央が画面に映った。
よく頑張ったね、理央。
相変わらずスタミナ不足は課題だけど、それでもあれだけ半竜化を使いこなせてれば上出来じゃん。
そう思いながら視線を隣に移せば、お母さんが泣いていた。
母「理央、よく頑張ったわね…。」
真「お母さん…。」
そう言ったお母さんは、涙を拭いながら私の方に向き直った。
母「真央もあの子のこと鍛えたり支えてくれて、ありがとね。
…お父さんがあんな風になって、そのせいで私も自分のことでいっぱいで、
あなたたちを支えきれてなかった。
その上、2人にはずっと気をつかわせてしまって…
ゴメンね。」
真「！そんなことないよ！
お母さんは悪くないんだから！」
だから謝らないで？
きっと理央もそう言うよ？と言えば、困ったように笑った。
…お母さんだって大変だったんだ。
ランドストームの襲撃でお母さんは心にも傷を負ってた。
それなのに、私たちに心配かけないようにって笑顔でいて…。
だからお母さんは悪くなんかない。
理央だってそう思ってる。
そんな優しいお母さんだから、
そのお母さんを、傷ついた心も含めて丸ごと救いたいから、
私は警察付きプロヒーローになったんだ。
警察付きならそっちからもランドストームの情報を探れるから。
そうすれば、なんでランドストームがあんなことしたのかも分かるハズだから。
そんなこと考えてるなんて知ったら、お母さんはきっと止めるだろうなー…
なんて思いながら、はい、とティッシュを渡すとそれを受け取りながらお母さんは口を開いた。
母「…それにしても、マイクは嬉しいこと言ってくれるわね。
アクア・レディの再来、か。」
そう呟いて、お母さんは再び私を見た。
母「…ねぇ、真央。
あなた今度、根津校長と会うって言ってたわよね？」
真「うん、近々仕事の関係で会うけど…？」
急にそんなこと聞いてきてどうしたんだろう？
そう思いながら、首をかしげた私は
母「その時に、
ーーしてほしいの。」
と言ったお母さんの言葉に心底驚かされることになった。
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ノワール(プロフ) - クローバーさん、ありがとうございます！更新遅くてすみません(^_^;) 頑張ります！！！！ (2017年11月7日 1時) (
レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!!!!!!! (2017年11月6日 20時) (レス) id: 753a7bb22b (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 庵さん、ありがとうございます！はい、頑張ります！(*^ω^*) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 雪うさぎさん、ご指摘ありがとうございます！そしてご迷惑おかけしてしまいすみませんでした(´；ω；`)いつも応援ありがとうございます(*^ω^*)はい、頑張ります！！ (2017年10月7日 4時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 一から見たヨ。この作品気に入ったカラ、更新頑張ってヨネ。 (2017年10月7日 4時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノワール | 作成日時：2017年10月6日 12時
