101話 ページ29
私たちの前の試合が終わって、いよいよ出番が来た。
切島くんのおかげで緊張感はだいぶ和らいでた。
好きな人に応援してもらっただけでこんなに緊張しなくなるなんて、私も変わったなぁ…
なんて思いながら、プレゼントマイクのアナウンスが響くステージへ上がった。
プ「五回戦‼
予選から飛ばしまくりの風神ガール！
ヒーロー科、嵐水 理央‼
個性ハデなのに今のところ目立つとこ無し！
同じくヒーロー科、青山 優雅‼」
ステージに上がった私たちは、会場の歓声を背に構えた。
青「負けないよ？☆」
青山くんがフフフ…と笑いながら言ってきたので、
『私だって負けないよ。』
私もニッと笑って返した。
プ「
プレゼントマイクの合図と同時に、私に向かってレーザーが飛んできた。
それをかわし、レーザーの放たれた方を見れば、青山くんが再び構えていた。
近づくなと言わんばかりにレーザーを何発も放ってくる。
私はそれをかわしつつ、青山くんの隙を探した。
そしてレーザーが途切れた一瞬、
一気に間合いを詰めた。
青「な…⁉」
慌ててレーザーを放とうとした青山くんの背にまわり、風をまとわせた足で思いきり蹴りを入れた。
風の威力が加わった蹴りは青山くんのわき腹にモロに入り、青山くんを場外へ吹っ飛ばした。
ミ「青山くん、場外‼
嵐水さん、二回戦進出‼」
ミッドナイトの言葉に会場からワッと歓声が上がった。
『やった…！』
その歓声に心臓がドキドキするのが分かる。
今までテレビ越しに見てきたあの体育祭で勝てたことが、すごく嬉しかった。
そんな私をよそに、蹴られたところを抑えて痛みにプルプル震える青山くんがいたのはまた別の話。←
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ノワール(プロフ) - クローバーさん、ありがとうございます！更新遅くてすみません(^_^;) 頑張ります！！！！ (2017年11月7日 1時) (
レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!!!!!!! (2017年11月6日 20時) (レス) id: 753a7bb22b (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 庵さん、ありがとうございます！はい、頑張ります！(*^ω^*) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 雪うさぎさん、ご指摘ありがとうございます！そしてご迷惑おかけしてしまいすみませんでした(´；ω；`)いつも応援ありがとうございます(*^ω^*)はい、頑張ります！！ (2017年10月7日 4時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 一から見たヨ。この作品気に入ったカラ、更新頑張ってヨネ。 (2017年10月7日 4時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノワール | 作成日時：2017年10月6日 12時
