94話ー爆豪sideー ページ22
個性２つ持ち…でも風しか使えねぇやつ。
けど、俺が勝てねぇかもと思っちまった半分野郎と互角に渡り合ってた。
女のクセに強ぇやつ。
それが最初の印象だった。
でも、ランドストームと戦うアイツを見て色々変わった。
怒りを露わにしたり、
俺たちを守ろうとした細っこい背中だったり、
圧倒的な力の差に泣きそうな顔をしたり…。
ガラにもなく守ってやりてぇと、俺のモノにしてぇと思っちまった。
それからだ。
気づけば、アイツを目で追うようになってた。
だから控え室にいる時、クソ髪と楽しそうに話すアイツを見てイラついた。
追い討ちをかけるように、半分野郎がデクに宣戦布告しやがるしよ…！
どいつもこいつもイラつく…
ムシャクシャし始めた時。
半分野郎は仲裁に入ったクソ髪にも宣戦布告しやがった。
でもデクのとは違ぇ。
”
クソ髪にしか聞こえないように言ってたみてぇだった。
でも俺には聞こえた。
俺は今すぐにでも殴りかかりたい気持ちを抑えた。
コイツらを全員ぶっ倒して完膚なきまでの1位をとってやる。
俺が1番強ぇことを、
1番強ぇ俺ならアイツを守れることを、
証明してやるよ。
そう思ってた、が。
第一種目でデクにも半分野郎にも負けた。
クソが…！
イラだつ俺の耳に第二種目の騎馬戦で一緒に組もうと勧誘してくるやつらの声が聞こえた。
その中にクソ髪もいた。
デクと半分野郎を確実にぶっ倒すために、俺はクソ髪と組むことにした。
残りを決めてたら、クソ髪が最後の1人を勧誘してきた。
勝手に決めやがって…！
そう思って見れば、
見慣れた水色の髪。
まさか組めるとは思ってなかった。
…けど、なんでクソ髪に隠れてやがる？
聞けば、俺の機嫌が悪くて目つきがヤバいと苦笑いしてきやがった。
半分はテメェが原因だわクソが！
そう言いたいのを飲み込んで、仲裁に来たクソ髪に吠えた。
それを見てまた苦笑いするアイツ。
…俺はテメェの苦笑いじゃなくて笑顔が見てぇんだよ。
チッと舌打ちをしながら、騎馬戦の作戦を立て始めた。
チラッとアイツを見れば、真剣に話を聞いて頷いていた。
…
だからこそ、まずはここで完膚なきまでの1位をとってやる…！
俺はそう思いながら視線を戻した。
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ノワール(プロフ) - クローバーさん、ありがとうございます！更新遅くてすみません(^_^;) 頑張ります！！！！ (2017年11月7日 1時) (
レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!!!!!!! (2017年11月6日 20時) (レス) id: 753a7bb22b (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 庵さん、ありがとうございます！はい、頑張ります！(*^ω^*) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 雪うさぎさん、ご指摘ありがとうございます！そしてご迷惑おかけしてしまいすみませんでした(´；ω；`)いつも応援ありがとうございます(*^ω^*)はい、頑張ります！！ (2017年10月7日 4時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 一から見たヨ。この作品気に入ったカラ、更新頑張ってヨネ。 (2017年10月7日 4時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノワール | 作成日時：2017年10月6日 12時
